PowerAppsで20分のセッション中に爆速アプリ開発@de:code 2019
2019-06-01
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行ってまいりましたde:code 2019! こんにちは、FIXER1年生の ゆき です。

今回、de:code 2019に新人全員で行かせていただけることになり、人生初de:codeに行ってきました。Expo Pass(無料)での参加だったので、各社のブースとExpoオープンシアターを中心に見て回りました。

「技術バリバリ詳しいぜ!」というわけでもない私に学びはあるのか楽しめるのかドキドキでしたが、展示やセッションでエンジニアの方々の熱量に触れられただけでも大きな学びになったと思います。

さて、前置きはこのくらいにして面白かったオープンセッションの紹介です。

「これが最先端のアプリ開発スピードです ~ PowerApps を使って 20 分で現場とバックオフィスの働き方を変える 2 つのアプリを作成 ~」

セッション詳細URL: https://www.microsoft.com/ja-jp/events/decode/2019session/detail.aspx?sid=PR82

その名の通り、PowerAppsを使って20分でアプリを作成するデモセッションです。

まるでスーパーの実演販売!

デモで作成していたのはインシデント報告フォームと対応状況管理アプリ。どちらもPowerAppsで作成します。

ここから先、セッションを見るのとメモに必死で写真がありません!ごめんなさい!反省!

Webフォームアプリの作成

まずはエンドユーザー側のインシデント報告フォームの作成です。フォームはデザインファーストで作成されるキャンバスアプリで作成していました。

キャンバスアプリではテンプレートからワンクリックでサイトの見た目を決められます(もちろん1からでも作成可能)。また、PowerPointと同じ操作性で画面に表示する文字サイズなどの変更が簡単におこなえていました。データソース(DBなど)への接続は用意された200以上のコネクタから選択します。

セッションでは解説をしながらでも、あっという間にWebフォーム+DBが作成完了。

「それではフォームを作成していきます」

から

「はい。データがちゃんと書き込まれていますね」

まで5分ほどで完了しており、その速さに驚きました。

------------------------------------------------ ここまでコーディングなし ------------------------------------------------

Webアプリの作成

次にインシデント対応側の対応状況管理アプリの作成です。こちらはデータモデルファーストで作成されるモデル駆動型アプリで作成していました。

モデル駆動型アプリではコンポーネントから自動でページレイアウトをおこなっていきます。

目玉機能として「ビジネスプロセスフロー」が紹介されていました。「ビジネスプロセスフロー」はビジネスのステージごとのフロー管理が行えます。見た目はカンバン方式のタスク管理のようでした。これをインシデント対応Webアプリに組み込むと、インシデント報告を"受注"状態→"対応中"状態→"完了"状態とプロセスを管理する機能が導入できます。もちろんノーコーディングで!

ちなみにロジックをコーディングで組み込むことも可能だそうです。

さらにはMicrosoft Flowを連携させることでフロー終了時に完了メールを自動送信するなどのロジックの組み込みもノーコーディングで実装可能 です。

------------------------------------------------ いまだにコーディングなし ------------------------------------------------

完成

これでインシデント報告をフォームに投稿するとデータベースへ保存され、Webアプリで管理することができるようになりました。ここまで本当に20分。速い。

セッションは「開発の効率化によって別の部分にリソースを回せたり、より良いものを作ることができる」と締めくくられました。

まとめ

PowerApps自体は2016年に発表されたサービスであったのにも関わらず、このセッションを聴くまで全く知りませんでした。まだまだ知らない便利で面白いサービスがいっぱいあるのかなぁと、アンテナを張ることの重要さを痛いほど感じた初de:codeでした......。