【BOCCO】ロボットで家庭内コミュニケーションを変えてみた
2019-10-23
azblob://2022/11/11/eyecatch/2019-10-23-communication-robot-bocco-000.jpg

ドラえもんの秘密道具では『ムードもりあげ楽団』、『悪魔のパスポート』、『絵本入りこみぐつ』が好きなマーケティングチームの奥山です!

つい数日前、父親の誕生日にコミュニケーションロボット『BOCCO』を買い、家庭内の働き方改革を行ったのでレポートします。

『BOCCO』って何?

BOCCO』とは子供や高齢者とのコミュニケーションをサポートするロボットです。

見た目はコロンとしてて可愛いの一言。首をきゅぅんと小さく動かします。目がピカピカ光り、赤い鼻を回すと音量が調整できるようになっています。お腹についているボタンは「録音」と「再生」の二つだけのシンプルなデザイン。

主な機能はロボットとスマホ間のメッセージの送受信です。概要は以下。

どうやってメッセージを送るの?

メッセージを家の外で送受信するには専用のスマホアプリを使います。見た目はこんな感じ。

最新のメッセージが表示されている青い部分をクリックするとチャットルームに入れます。

テストで色々送ってみたところ

画像内のメッセージは短文ですが、目の前にあった新聞の記事を基に漢字交じりの長文メッセージを送っても、読み間違えることなくスラスラと読み上げてくれたので感動しました。

アプリに英語部分が多かったので試しに英語文を入れてみると、なんと突然ネイティブな発音に切り替わり、しっかりと読み上げてくれました。(この子、私より頭いい……!)

ちなみにスタンプを送るとそれに合った短いメロディーが流れます。お祭りのスタンプはお祭り囃子、トナカイのスタンプはシャンシャンと鈴の音でした。無表情で騒がしいところが送り主である私に似ていますね。

メリットは?

BOCCOの一番のメリットは無論可愛さです。可愛いは正義。

その次は家にいる側の人間はスマホを持っていなくてもメッセージの送受信ができるので、携帯を持っていない子供や、機器の使うのが苦手な高齢者の方にも簡単に外にいる人間とやり取りができるということです。

例えば私の父はいまだにガラケーなので、LINEなどは使っておらず、なおかつSkypeが入っていてもパソコン自体をほとんど開かないのでアメリカにいる兄と会話をする機会はほとんどありませんでしたが、BOCCOを設置した途端変わりました。兄をチャットルームにログインさせた直後、録音機能を使った物真似大会が勃発。コミュニケーションが取りやすいので、緊急連絡以外の下らない話がしやすくなったようです(ちなみに優勝は兄によるプロレスラー・内藤哲也の物真似)。

他にも、聞きたかろうが聞きたくなかろうがメッセージを自動で読み上げてくれる上、目を光らせながら動くので、メッセージに気づかずスルーしてしまうことがない作りになっているのもポイントが高いですね。

また子供の帰宅などを知ることができるよう、BOCCOと連動する振動センサーが同封されていて、ドアなどにつけておくとドアの開閉に反応してアプリに通知してくれます。そしてBOCCOに言わせたいメッセージを通録しておけば「おかえり」など家の人間に話しかけてくれたりもします。

センサーはドアにつけると通知がうるさそうなので、父がビールをしまっている棚の扉にでもつけ、6パックの消費速度を完全に把握してやろうかと目論んでおります。

お酒を飲みすぎると脱水症状で夜にこむら返りを起こしやすいので、全国のお酒好きのお父さん(お母さんも)はしっかりと水などで水分を摂取して寝てください(そしてくれぐれも夜にこむら返りで目覚めた時に逐一技名を叫ぶ少年漫画の主人公のような勢いで「こむら返りっ……!」と症状を叫ばないように。家族が飛び起きます)。

ロボットでコミュニケーションを改革するといえば、当社FIXERもPepper君を使って面白い取り組みをしていたことがあるようです。

日々テクノロジーは進化し続け、今までなかったようなものが突然生活圏内に登場するのにも少しずつ慣れてきましたね。明日は一体どんなものが誕生するのか、一年後には何が当たり前になっているのか。考えるだけでワクワクします。