企業ブログが会社にもたらした5つの変化【500記事突破記念】
2019-11-15
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「ゆりかごから墓場まで!」がモットーのブログ編集長、奥山です。当社ブログのゆりかごを揺らして、時には火がついたように泣きじゃくるベイビーブログちゃんを宥めすかし、笑いあり涙ありでここまで成長させてきました。墓場に入れる気は毛頭ありません!

そんな当ブログですが、リニューアルオープンから7か月。様々な変化を社内にもたらしたのではないかと自画自賛で申し上げます。はたして一体どのような変化が生まれたのか。

初心に返ってテンション高めに5つの変化に関するストーリーをお話ししましょう!

ストーリー1:トップブロガーSの場合

今年4月に入社した新人たちは、研修期間中に学んだことをアウトプットをするように言われてブログを書き始めました(誰に言われたかって? そりゃお察しですよ)。ちょうどこの記事の頃ですね。

この新人の中に入社したての(のちの)トップブロガーSが。正直あまり目立たないタイプに見えた彼女は、最初の配属でマーケティングチームのエンジニアグループへ。

研修の空き時間にリニューアルしたばかりのブログサイトの地味な修正を他2人の新人と頑張ってくれていましたが、あまり会話する機会はなく、指示のやり取りが唯一のコミュニケーション……。どうやら私は怖い人だと認識されていたようです(最近トップブロガーSに聞いて知った。ショック!)。

そんな彼女がある日覚醒したようにブログを書き始めました。その理由はいくつかあるようで……。

  1. 社員から色んなTipsを聞きたいけど、自分が書いてないのに人に書けとは言えないよなぁ。
  2. 編集長、ノンテクなのに頑張ってるなー。
  3. 編集長、お母さんのあだ名と編集長の名前が一緒なのに大変そうで見てて辛い!

……なるほど。

私の名前を付けたお父さん、ありがとう! お父さんをインスパイアした名女優、岡田奈々さん、ありがとう! あなた方のおかげで最強のブロガーが誕生しました! (3番目の理由を聞いた時は噴き出しました)

眠れる獅子は覚醒した途端、「(イベント記事! MaaS記事! イベント記事! MaaS記事! 触ってみた系記事!)^2」くらいの怒涛の勢いで記事をUPさせていきました。編集長も頑張って書いていましたが、テックな引き出しが多いSはリニューアルから半年ほどでついに私の記事数を追い抜きトップブロガーに躍り出たのです!

今、社内での彼女の存在感は群を抜いています。テックイベントがあれば参加しなかった社員も彼女の記事でイベントの内容を即座に知ることができますし(執筆スピードが速い!)、毎日のようにSlackのブログ公開のニュースに彼女の名前が流れてくるのだから死角はありません!

それだけでなく、ここ数か月は積極的に同期のモチベーションを上げたり、バリバリ上の人にも意見や依頼をしに行ったりしていて、成長スピードも速いなぁと感じます。

ついには他社とのコラボ企画で記事を書き、普段は接することにないような層へFIXERの名を轟かせたり、ブランディングへの貢献度もピカイチ(マーケティングコストに換算したら数時間でウン百万円ほどの貢献になりそう)! 今後への期待を込めて、尊敬と敬愛の念を春の花時雨か真夏のスコールのごとく降り注いでいます。

社内コミュニケーションという点でも、自身だけでなく社内にも圧倒的にポジティブな変化をもたらしたトップブロガーに賞賛の意を込めて1つ目のストーリーをしたためました。

ストーリー2:MAツール使いの営業Aの場合

HubSpotと呼ばれるマーケティングオートメーションツールをご存知でしょうか? 当ブログサイトの常連さんは問答無用で是と頷くでしょう。何故ならこのブログにはHubSpot愛が強すぎて社内よりも社外からの称賛を一身に浴びる営業マンが生息しているのです(おかげで公式TwitterアカウントにHubSpot社員のフォロワーが増えました)。

当社のMarketing & Salesチームが主に使っているMAツール、HubSpotの様々な機能を「3分クッキング」などと称してわかりやすい実例と共に紹介するのが営業Aのスタイル。文字で3分クッキングのテーマを書き起こすイントロは社内をざわつかせたほどです(テレッテッテッテッテ! テレレッ テッテッテッテ! )。

FIXERにいながらHubSpotからラブコールを受け、社内で「HubSpotの人」と呼ばれる彼の(HubSpotに存在感を知らしめる以外の)功績は、社内の情報共有フローにブログで革命を起こしたことです。

「お客さんとのコミュニケーションにHubSpot使いたいんですけど使い方教えてください」と名古屋事務所の社員に頼まれれば、せっせとブログを書いて手順を説明。私も彼の試してみた系記事を見て(ほほぅ、こんな使い方が……)とHubSpotの底力に気づかされることが何度もありました。また、ウェブサイト内にチャットボットを置きたいと他部署から相談されれば「前に書いたブログが……」とリンクを渡すだけで簡単にナレッジトランスファーをしたり。

あれ? ブログ有能じゃない? と思わせる一番うまい使い方をしているのはもしかして彼なのではないでしょうか。毎日元気にテレッテッテッテッテしている営業にエールを込めて、2つ目のストーリーです。

ストーリー3:ウェブマスターSの場合

編集長・奥山がブログサイトリニューアルのためにWordpressと闘っていた頃から、このブログサイトには心強い味方がいました。それがウェブマスターSもといウェブマスター先輩。ほんのりヤンキーに見えるソフトモヒカンとSMAPの中居君ばりの神奈川弁口調の彼を、新卒はちょっぴし怖がっていたりいなかったり(「怖いっすよ」と直接言える程度に親しんでいるようですが)。

Q. そんなウェブマスターSにブログがもたらした変化とは?A. 仕事が増えた。

ブログサイトの担当になった奥山が、社内ITも苦笑いなほどのパソコン破壊魔だったため、インターナルサーバーを吹っ飛ばすわ、プラグインでホーム画面を破壊するわ、htmlをホットメールと呼び続けるわ、の大騒ぎ。

Hey、ウェブマスター先輩! やい、ウェブマスター先輩! やっちまったです、ウェブマスター先輩! なにもしてないのにこわれました、ウェブマスター先輩!

毎日毎日、お前はよくもまぁここまでやるよなと呆れさせる程度にウェブマスター先輩にタックル&救助要請を出し続けましたが、心優しい先輩は逐一助けてくれました。

特に顕著なのがこの頃。

あまりにピーチクパーチクうるさかったからかもしれませんが、ウェブマスター先輩は組織改編の際に他部署にいたフロントエンドの先輩を自分の下に呼び寄せました。いつもは全部自分でやってしまう彼が、ウェブ関係の仕事を人に任せるようになったのです。やったね! 忙しすぎるウェブマスター先輩を陰ながら心配していた仕事を増やすばかりの破壊魔にとってはホッと胸を撫で下ろす変化(私の破壊行為だけで過労死させそうなので)。

ついでにウェブマスター先輩を怖がっていたのは新人だけではなく私もでして、ブログによって仲良くなれたのが一番楽しい変化でしょうか(新卒の主なブログメンバーにも慕われてるって気付いてます?)。

社内の色々なプロジェクトをサポートしまくっている忙しいウェブマスター先輩ですが、どうか今後もブログを助けてくださいというお願いと、いつでも飲み会に誘ってくださいという期待を込めて、3つ目のストーリーです。

ストーリー4:編集長Oの場合

……私の話ですね。

実は私、このプロジェクトが始まるまでブログを書いたことがありませんでした。一応文字で食べていく仕事をしていたことはあるのですが、ブログとは毛色が違いすぎて、しかもテックな企業ブログなんてどうやって書くの? と最初は内心大慌て。

会社の看板を背負ってて、何かを紹介する文章で、なおかつ技術知識という武器を持たない私が読み手を楽しませる文とは……? 考えた時に思いついたのが、ホストクラブのホストのブログを読み漁ることでした。自分という商品をマーケティングしつつ人を楽しませる彼らの文章が一番合っているのでは? と普通に考えたらとち狂っているような判断を下し、ざっと100件ほどブログ記事を読破(その影響を色濃く押し出しながら生み出された初期のハイテンション記事)。

しばらく続けていくと、とある変化に気づきました。あるタイミングで同僚に「ブログ書くためにMBA取ったの?」と聞かれたことのですが、その時、(YESでもありNOでもあるな)と心の中で無意識に回答を出したのです。

ブログを書くこと自体が私の仕事かと聞かれると、答えはNOです。ノンテクの私がテックブログに記事を上げること自体は、明らかにメインタスクではありません。しかしブログ執筆を依頼する編集長という立場を使って社内コミュニケーションを取りに行ったり、社内顧客満足度を上げるという社内マーケティングの意味では、YESなのです。

当ブログサイトの編集長という立場はモニター上の文章を睨みつけているよりも書かせるためにコミュニケーションを取りに行く時間の方が長い! 予想外のタスクを無意識に熟していたことに気付き、ハッとしました。グローバルビジネスチームで仕事をしていた頃と比べると、他部署の人間との関わり方がガラリと変わったなと実感しています。

正直に言いますとこのプロジェクトは非常にタフです。何故なら、ただブログサイトを運営するだけではなく、「ブログ文化」というものを社内に根付かせなければならないから。

社内文化というものは、ある日突然こういうものですと言って確立されるわけではありません。システムや制度を整えながら、長い時間の中で少しずつ少しずつ社員の中に浸透していき、気付いたら文化になっていた、そういう風でなくては文化ではなくただのルールになってしまいます(そしてルールで縛ると書くモチベーションは上がらない!)。

そんな初期メンバーも文化を作り途中の現状には苦労をしているようで、書きやすい環境を整備していく、周りとの認識のずれを修正していくという編集部の仕事は山積みです。

そんな戦いの途中で、本音を言うと情けないですが、このプロジェクトは失敗していても誰も何も言わなかっただろう、書き手も周りも精神的に消耗していくようなプロジェクトは潰してしまえばよかったと一瞬思ってしまったことがあります(ブログメンバーに対する重大な裏切りですが、血迷った瞬間なので許してください)。

それでも毎日少しずつ伸びていく記事数、トップブロガーS率いるブログメンバーの「記事を書きました。確認お願いします!」というSlack通知に、背中を押され、足を止めることなくここまで進めてこれました。

今月にはなんとリニューアルオープンから7か月で500記事に到達し、本気で取り組んでよかったなぁと、ブロガーたちの記事のタイトルリストやPVランキングを見て思わず泣いたほど(そして自分の本気度に気付く)。そこまで感激屋ではないと自負しているので、自分で自分にびっくりでした。

一緒に戦ってくれるブログメンバーと、記事が公開されるたびにSlackでスタンプを押して応援してくれる周りの社員に感謝の意を込めて、4つ目のストーリーとさせていただきます。

ストーリー5:FIXER全社員の場合

ブログに関わってみたことで何かが変わった人というのは恐らくたくさんいるんじゃないかと思います(例えば経営戦略部の部長は、最近ようやくブログを書いたので真っ直ぐ私の目を見れるようになったそうです)。

当ブログはただ技術知識を文字にしたり、社外マーケティングをするだけの場ではなく、社内コミュニケーションを変えるツールだと思っています。ブログに関わることで自分や社内の何かを変えることができるのではないかと思った方、何かを変えようとチャレンジしている誰かをちょっとだけ応援してあげてもいいと感じる方は、是非これからブログに関わっていって、変化に関するストーリーを増やしていってください。

全ての社員に親しみを込めて、5+のストーリーをお待ちしております。

さて、これにて編集長としての奥山の仕事は終わりとなります。

そして、このバトンを次期編集長・野村さんへとたくして、わたくし、奥山は「FIXERブログのフィクサーもとい天の声」となり、伝説は第2ステージへと向かいます。

野村さん、これからよろしくお願いします。そしてブロガーメンバーの皆さん、時々友を裏切って大地に寝そべり言い訳を呟きだすメロスのような人間ですが最後にはどうにか駆けつけるので、どうかこれからも一緒に戦ってください!

さぁ、初心に返ってもう一回!

「俺たちの戦いはこれからだ!」

TO BE CONTINUED...?〉YESNO
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2024/03/29
AI/Machine Learning