Azureに初めて触れてみて #Azureリレー
2020-10-20
azblob://2022/11/11/eyecatch/2020-10-21-azure-fresh-man-000.jpg

はじめまして。オンプレミスの世界から初めてクラウドの世界にやってきました、望月です。

FIXERに入社し、それまでユーザ企業内のオンプレミスの環境しか扱ってこなかった自分が、初めてパブリッククラウドのIaaS、PaaSに触れることになりました。今までもSaaS型グループウェアやMDMサービスは導入することはありましたが、IaaS、PaaSはどのように提供されているのか、環境構築を行うのか、それさえも知らずにいました。

今回のAzureリレーでは、先日までオンプレミスしか触れてこなかった人間が、初めてAzureに触れた驚きをまとめてみました。

Azureに触れて驚いたこと

サービス種類の量、機能拡充の速さ

オンプレミスのサーバ環境、仮想化基盤やレンタルサーバ利用と異なり、Azureには便利なポータル機能や、多種のサーバテンプレート、ネットワーク、セキュリティ、運用機能が選択利用できます。また、これらの各サービスが瞬く間に増加し、機能改良が頻繁に行われていることを知りました。オンプレミス環境では、一度入れたプロダクトは5~10年は使用します。その間にプロダクトの機能バージョンアップは頻繁には行いません。ハイパーバイザーのバージョンの制約、ゲストOSとして使えるテンプレートの制約に悩む必要もなく、常にそのとき欲しいOSやミドルウェアの機能が選択できます。ネットワークも、インターネットVPNだけでなく閉域網と接続を可能とするExpressRouteがあり、オンプレミスで閉域ネットワークを前提とする環境との接続を考慮したサービスがあります。

Azure Portal

オンプレミスの仮想化基盤では、ハイパーバイザーでゲストOSとその論理ボリューム割当をし、ストレージのコンソールで論理ボリュームを作成していたが、パブリッククラウドのAzureではPortal上だけでできてしまうのです。Microsoft以外のプロダクトもテンプレート化されていて、例えばLinuxOSやOracle DBはインストール作業自体する必要がないのです。メディアをゲストOSでマウントしてコピーしていた時間は不要になったのです。

オンプレミスと用語の若干の違い

VNETやストレージアカウントといった用語がオンプレミスでは聞きなれないため、初めは戸惑います。逆に、VLANや仮想・物理NICといった用語はAzureではあまり意識する必要がなく、あまり使われないようです。また論理図及び物理図ベースでネットワーク構成を見ようとすると、つまずきます。

サーバの作り替えのハードルが低い

一度ゲストOSでサーバを立て業務が稼働した後は、アプリのライフサイクルの間、ゲストOS上の設定やミドルウェア設定を極力いじらないのが常でした。PaaSの世界では、OSの設定変更や、アプリの再構築が割と頻繁に行われることを知りました。オンプレミスでは一度立てたサーバは極力触るな、構成を変えるな、を基本スタンスにしていましたが、改善のために構成変更を随時行うことが、パブリッククラウドの世界では行われていることに驚きました。

最後に

オンプレミスの、特に閉域ネットワーク内に閉じた環境に馴染んでいた自分には驚くことばかりですが、これらの利便性や充実した内容をこれからは積極的に活用して欲しいと肌で感じています。