QnA Maker と Azure Bot Service でチャットボット作ってみた1
2020-12-05
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この記事はFIXER 3rd Advent Calendar 2020 (https://adventar.org/calendars/5928) 5日目の記事です。
前日はこちら(https://tech-blog.cloud-config.jp/2020-12-04-how-to-deploy-azure-static-web-apps/
次回は「QnA Maker と Azure Bot Service でチャットボット作ってみた2」!この記事の続きの記事になります。

はじめに

Power Platform を好奇心でいじってるエンジニア歴 2 年目の、横田です!
今回は、Azure の「QnA Maker」と「Azure Bot Service」を使って、Webアプリで動かせるチャットボットを作ったので、その連載記事の1記事目になります!

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今回は「QnA Maker」についてサラッと説明した後に、ハンズオン形式で QnA Maker を使った Q&A のテストを行うところまでを紹介していきます!

それではやっていきましょう!

QnA Maker とは

QnA Maker とは、ナレッジベースを元にした一問一答のAPIが作成できるサービスです!ナレッジベースとは、知見が詰まったデータのことです。今回で言えば、質問に対する回答がまとまったデータを指しています。ハンズオンで触れていけばイメージは掴めると思いますので、今わからなくても大丈夫です!
ユースケースとしては、FAQやマニュアル、ガイドラインなどのチャットボットに使えます!
QnA Maker の使用感としては、ナレッジベースを作成して、学習ボタンを押したら出来上がりです!すごいところは、簡単な操作でできてしまうことと、予め用意した質問以外の言葉で質問してもある程度汲み取って回答をしてくれることです!

ハンズオン:QnA Maker で git に関する Q&A を作る

1. リースグループを作って、QnA Maker のリソースを立てる

いい感じに入力して作成!

2. QnA Maker Portal(https://www.qnamaker.ai/) にアクセスしてサインインする

3. ナレッジベースを作成する

テナント、サブスク、リソースを選択してから「Create a Knowledge base」をクリックします

4. STEP ごとに適切な値を入れていく

今回は、STEP2のリソースと言語の選択と、STEP3の名前(今回は knowledge base about git)を入力して「Create your KB」を押して完了です!事前にナレッジベースを用意している方は、STEP4にて追加できます(後からでも追加できます)

5. ナレッジベースを追加していく

「Add QnA pair」から質問と回答を作成します。
左に予想される質問を、右に質問に対する回答を入力します。

6. 「Save and train」で保存と学習を行い、「Test」で試す

終わりです!

まとめ

今回は、QnA Maker を使って Q&A を作成して、そのテストを行うところまでを紹介しました!結構簡単に Q&A が作成できたかと思います。次回の記事では今回作った QnA Maker をベースにして、「Azure Bot Service」と繋げてチャットボットを作っていきます!

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