忙しい人のためのAzure DevOps【中編】
2020-12-16
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はじめに

この記事はFIXER 2nd Advent Calendar 2020 (https://adventar.org/calendars/5752) 16日目の記事です。

こんにちは、20期卒の石井です。

先日の忙しい人のためのAzure DevOps【前編】に引き続いて、Azure DevOpsの機能を紹介していきたいと思います。

当記事ではAzure ReposとAzure Pipelinesについて説明していきます。

Azure Repos について

Azure Repos は gitによるバージョン管理サービスです。

類似のサービスとしては、「GitHub」が挙げられます。

Files

各ブランチごとの管理されているファイルを見ることができます。

ブランチのクローンやブランチのビルドもここから行うことができます。

Commits

ここではコミット履歴の確認ができます。

コミットした順番や枝分かれ・統合がグラフで確認でき、特定のコミットの検索も行うことができます。

Pushes

ここではプッシュ履歴の確認ができます。

先ほどのCommitsのプッシュ版に近いです。
グラフによる表現はありませんが、日ごとに区切られていてこちらも見やすくなっています。

Branches

ここでは各ブランチの確認ができます。

Commits、Pushesのブランチ版です。
面白い機能として、あるブランチをCompareブランチにすると、ほかのブランチでCompareブランチからのbehind/aheadを確認することができます。

Tags

ここではコミットにタグをつけたり、タグの確認ができます。

タグから新しいブランチを切ったり、タグがつけられた段階のブランチのファイルが確認できます。

Pull requests

ここではプルリクエストの作成や確認ができます。

プルリクエストのレビューもここから行えます。

Azure Pipelines について

Azure Pipelines は プロジェクトのCI/CD (継続的インテグレーション/継続的デリバリー)を支援するサービスです。

CIまで行うのか、CDまで行うのかなどで使用する機能が異なってきます。

Azure Pipelinesに関しては使っていない項目もあるので、間違ったことを述べているかもしれません

Pipelines

パイプラインを作成したり、実行されたパイプラインを確認することができます。

パイプラインを作成する際はテンプレートを選択していくだけで簡単に作成していくことができます。

もちろん自身でYAMLを書くこともできます。

また、実行されたパイプラインが失敗した際には、パイプラインの詳細からどこのJobで失敗したか確認できます。

Environments

デプロイ先の環境を登録して、その状態を確認することができます。

CIを実現するためには、こちらの機能を使っていくことになると思います。

Releases

アプリのリリースを自動で行うパイプラインの作成・確認ができます。

Pipelinesと同じくテンプレートに従って選択していくだけでパイプラインを作成できます。

CDを実現するためには、こちらの機能を使っていくことになると思います。

Library

YAMLを書く際に用いる変数や環境変数を設定できます。

Task groups

YAMLのタスクをグループ化してテンプレート化することができます。

Deployment groups

デプロイする先のターゲットをグループ化してまとめることができます。

おわりに

当記事では、 Azure DevOpsの機能である Azure Repos と Azure Pipelines について解説しました。
明日はAzure DevOpsの Azure Artifacts と 拡張機能 について解説した後編の記事を出すのでお楽しみにー!