こんにちは。株式会社FIXERの神田です。先日開催されたBox World Tour Tokyo 2019でFIXERはブースとセッションを出展したのですが、その手伝いに参加したので初のブース参加の感想とそこで発表した我々の新たなサービス「cloud.config Files」についてまとめます。
Box World Tour Tokyoでブースに立った
7月23日に開催されたBox World Tour Tokyo 2019で我々FIXERもブースとセッションを出展し、Boxを活用した新たなサービスの発表を行いました。そして、そのブースの売り子に駆り出されてしまいました。de:code以来2回目のイベント参加、ブースに立つのは初めてで最初のうちは緊張して表情が固かったり、参加者の方と話すときの言葉使いがおかしくなってましたが、慣れてくると余裕が出てきてスムーズに対応できるようになりました。コミュ力を身に着けたいのでまたこのようなイベントには参加したいです。
新たなサービスcloud.config Filesとは
今回のBox World Tour Tokyoで我々は新たなファイル管理サービスである「cloud.config Files」を発表しました。cloud.config Filesは BoxとOffice 365、そしてAzure Cognititive Servicesを連携させ 日々の仕事の中での探し物の時間を削減し、より効率的な時間の使い方を可能にすることを目的としたサービスです。このcloud.config Filesの目玉の機能としては
- Office 365、Azure Cognitive Servicesと連携することで「〇月✖日の△△会議で共有したファイル」といった文章によるファイル検索を可能にする
- Azure Cognitive Servicesの画像解析によりファイルに埋め込まれた画像のメタデータを取得しタグ付けすることで検索をより容易にする
といった機能があり、実装を目指し現在開発中です。
Box Platformの可能性
今年の4月にリリースされたBoxの上に独自のカスタムアプリケーションを動かすBox Platformを利用することで、独自のUIや既存の他のサービスとBoxを連携させることが可能となりました。Box PlatformはBox独自の機能にアクセスするBox API、SDK、UIのライブラリであるBox UI Elementsなどが用意されており、カスタムアプリケーションの開発を支援しています。
cloud.config Filesが利用している技術
cloud.config FilesはBox Platformを利用することでBox独自の機能、cloud.counfig Files独自のUIと認証、 Azure Cognitive Services、Office 365との連携を行っています。例としては、
- Box API、SDKを利用したBox独自の機能
- ファイルのダウンロード、アップロード、移動、削除など
- コラボレーションの設定
- ユーザー管理
- Box UI Elementsを利用したBox独自のUI
- コンテンツのプレビュー(Box Content Preview)
- Azure Active Directoryとの連携によるログイン認証
- Microsoftアカウントでログイン可能
- Azure Cognitive Servicesとの連携
- 自然言語による検索(LUISによる意図解釈)
- 画像解析によるメタデータ取得(Computer Vision、OCR)
- Office 365との連携(APIを利用)
- Outlookのカレンダーで共有した日付、会議名によるファイルの検索
といった機能がBox Platformを利用し、外部のサービスを連携させることで実現されます。
最後に
現在、新人メンバー中心で開発中のcloud.config Filesですが、私はバックエンドの開発を担当しています。新たなサービスであるcloud.config Filesの今後にご期待ください。
P.S. ブースに駆り出された新人たちのメガネ率が100%だった