Azure API Managementサービスのアップデート
はじめに
この記事は2019/10/8に発表されたAzure API Management update—October 2019の翻訳記事です。
Azure API ManagementサービスとはAPIゲートウェイと開発者ポータルを数分で作成することができるAPI管理サービスです。
このサービスによって、マイクロサービスアーキテクチャをAPIとして公開、発行、管理することができます。
2019/10/3にAzure API Managementサービスのアップデートが始まりました。
このアップデートがすべてのAzure API Managementサービスのインスタンスに展開されるまでには1週間以上かかりますので、ご注意ください。
それでは以下に追加された新機能、バグ修正、変更などを具体的に紹介していきます。
新機能
Authentication-managed-identity
が clientId
フィールドをサポート
clientId
フィールドを用いることで認証するIDを選択することができます。
この機能を利用するためにはAPI Managementサービスに最初に管理されたIDを割り当てる必要があります。
また、Azureポータルとツールのドキュメントは近日中に提供される予定です。
修正
Context.LastError.Source
はretry
ポリシーにネストされたポリシー内で発生した障害について適切に設定されるようになりました。- Byte-Order-Mark (BOM)文字に関するエラーなしで、JavaやPythonといったSDKクライアントはJSONペイロードを正しくデシリアライズできるようになりました。この問題はGitHubで詳細に記述されています。
- リクエストペイロードの送信中にバックエンド接続が失敗した場合、
forward-request
ポリシーのBuffer-request-body
オプションは期待通りに機能するようになりました。
変更
API Managementサービスの作成メールは新しい返信不可のメールアドレスから送信されるようになりました。
おわりに
今回は2019/10/8に発表されたAzure API Management update—October 2019を翻訳・追記させていただきました。
それぞれのリリース状況や変更ログはこちらのGitHubから確認することができます。
この記事はこちらのQiitaにも掲載されています。