10/15~10/16に怒涛のアップデート&GA! Azure Monitor
2019-10-23
はじめに
10/15~10/16にかけて怒涛のアップデート&GAがあったAzure Monitorについての関連記事の要約記事です。
この記事では一連の発表のハイライト、Azure Monitorの基礎知識、今回の発表の詳細の順で紹介していきます。
今回の発表のハイライト
- Azure Monitor for VMs
- 11月中旬アップデート
- Azure Monitor for VMsのパフォーマンスデータがInsightsMetricsテーブルに保存されるようになります。
- ServiceMapComputer_CL と ServiceMapProcess_CLのカスタムログテーブルに保存されているデータはLog Analyticsの専用データタイプに移動します。
- 正常性機能のプレビュー版が限定公開
- 11月中旬アップデート
- コンテナ用のAzure Monitor全体のアップデート
- ポッドアノテーション設定をサポートするようにエージェントを更新されました。
- Grafana ダッシュボードが利用可能になりました。
- Azure Monitor Application Insightsでデータ保持期間を変更する機能がGA
Azure Monitorとは?
Azure Monitorとはクラウドおよびオンプレミス環境の利用統計情報を収集・分析し、アプリケーションがどのように実行されているかを可視化します。
詳細はこちらのドキュメントをご覧ください。
今回の発表の詳細
Azure Monitor for virtual machines(Azure Monitor for VMs) プレビュー版からGAへの変更点
Azure Monitor for VMsの年末のGAの発表に先立ち、それによって起こる変更点の詳細について、Updates to Azure Monitor for virtual machines (preview) before general availability releaseでは述べられていました。
- Azure Monitor for VMsの11月中旬アップデート
- Azure Monitor for VMsのパフォーマンスデータがInsightsMetricsテーブルに保存されるようになります。これにより、今まで保存できていなかった様々なデータを保存できるようになります。また、パフォーマンスビューも更新されます。
- ServiceMapComputer_CL と ServiceMapProcess_CLのカスタムログテーブルに保存されているデータはLog Analyticsの専用データタイプに移動します。そして、名前がVMComputer と VMProcessに変更されます。この更新により、データの更新速度の向上やテーブルスキーマの標準化を行うことができるようになります。
- 正常性機能のプレビュー版が限定公開
- VMの正常性機能に多くのフィードバックを頂いたため、監視ワークフローをサポートする可能性などが出てきています。これに関する更新などを限定公開する予定です。
コンテナ用のAzure Monitor全体のアップデート
- ポッドアノテーション設定をサポートするようにエージェントを更新されました。詳細はこちらのリリースノートやドキュメントを参照してください。
- Grafana ダッシュボードが利用可能になりました。詳細はこちらです。
Azure Monitor Application Insightsでデータ保持期間を変更する機能がGA
- Azure Monitor Application Insightsでデータ保持期間を変更することができるようになりました。
- デフォルトの保持期間は90日ですが、30日、60日、90日、120日、180日、270日、365日、550日、730日に変更することができます。
- 変更するには[Usage and Estimated Costs]ページから[Data Retention]オプションを選択します。
(画像はこちらから引用しました)
- 価格などはこちらを参照してください。
Azure US Governmentリージョンでのアップデート
コンテナ用のAzure MonitorがAzure US Governmentリージョンで利用可能になりました。
Chinaリージョン
- Azure Kubernetes Services (AKS) がサポートされるようになりました。これにより、マルチクラスタビューが使用できるようになったため、複数のクラスタを一度に監視することができます。
- AKS-Engineもサポートされるようになりました。
- 詳細はこのドキュメントを参照してください。
おわりに
10/15~10/16にかけて怒涛のアップデート&GAがあったAzure Monitorについての関連記事の要約をしました。
ますます便利になっていくAzure Monitor、今後も注目ですね。
この記事はこちらのQiitaにも紹介されています。
参考記事
- Updates to Azure Monitor for virtual machines (preview) before general availability release
- Azure Monitor for containers is now available in Azure US Government region
- Azure Monitor updates—Containers for China regions, Grafana dashboard template, Agent
- Variable retention for Azure Monitor Application Insights is now generally available