この記事はFIXER Advent Calendar 2020 ( https://adventar.org/calendars/5928 ) 12日目の記事です。
皆様、Azureを変わらず使っていますでしょうか。
前回では障害発生時にどうやって確認するかのお話をさせて頂きました。
今回は少し踏み込んで具体的に何か対応出来ないかを考えていきましょう!
サービスの調子がおかしいが。。。
Azureのstatus画面やAzureのPortalを確認したけど、特に障害やエラーは通知されていない。
でも実際自分達の監視システムからはアラートが上がり、システムは正常に稼働していない。
その状況は簡単に発生して貴方の直ぐ側で起こるかもしれない、対応手段を準備しましょう。
対応方法の検討
サービスを再起動してみたが駄目、VMやWebAppsを再起動してみたが駄目、
原因を特定出来るエラーログも出力されない、でもシステムは正常に稼働しない。
そんな時にノードを再配置が出来ないか試してみましょう。
ノードの再配置(再デプロイ)とはなんですか?
サービスが提供されているホストマシンを変更する事になります。
これにより、Azure側発生しているの不調を回避し、正しく稼働しているホストマシンへ移行出来る可能性があります。
Azureのどのサービスに適用出来る?
ノードの再配置はIaaS(VM)やPaaS(SQLDatabase/ApplicationGateway/仮想ネットワークGateway)等
此処では全部記載しませんが、Azureで提供されているサービスで実行する事が可能です。
実際どうやってやるんですか?
ここでは理解しやすいIaaS(VM)の画面を見てみましょう。
画面左部に再デプロイというリンクがありますので選択すると以下のような画面に遷移します。
新たに画面下部に表示された再デプロイのリンクを押下する事で実際に再デプロイが始まり
ホストマシンの移動が開始され、終わるとVMが起動してきます。
以上で、仮想マシンに関する再デプロイ作業は終了です。
問題や事象が解決されていれば対応完了、継続していれば別途対応方法の検討を行います。
再デプロイに関して幾つか注意点。
・起動しているVMにしか実行できませんので、割当解除等されてるVMは起動してください。
・一時ドライブ内のデータは削除されます。
・再デプロイ中は仮想マシンにアクセスできなくなります。
サービスによってノードの再配置の方法は違いますし、ものによっては出来ないサービスもございます。
必要に応じて各種サービスでのノードの再配置を検討してみてください。