初めに断っておきますがこれはただの自分の頑張りを自慢したいだけの記事ではありません。
新たにIT業界に足を踏み入れた方の中で
毎日毎日知らない単語のシャワーを浴び、
わからない単語を解説するための単語の意味がわからない。
そもそも何がわからないのかわからない。
そんなみなさんへ希望の光を示したいのが今回の記事です。
タイトルの通り、僕は文系プログラミング未経験ながら入社1ヶ月半でAz-104に合格することができました。
Az-104とは、Microsoft認定資格の1つです。Microsoftが運営しているクラウドサービスのAzureをどこまで把握しているのか、Az-104はいくつもある認定資格の中で、中級者向け(Associate)の難易度とされています。
他にはどんな資格があるのか、また他の資格と比べたときのAz-104の具体的な位置付けについては
参考:知っておきたいAzure認定資格のラーニングパス、まとめてみた
上記の記事でわかりやすくまとめられているので参考にしてみてください。
※2022年5月24日現在ではAz-303とAz-304は統合されてAz-305となっています。
そしてこの記事を通してみなさんに伝えたい最大のメッセージは
資格に経歴はいらない。そして資格勉強は自身の努力がわかりやすく反映されやすいということです。
中には資格を取っても実際の業務で活かせる機会が少ないので取る必要がないと思う方もいると思います。その考えを否定はしませんが、資格の良い特徴の一つとして、自分の努力が得点というわかりやすい指標で反映される点にあると思います。
プログラミングスキルの上達って結構時間かかりますよね。自分のように未経験としてIT業界に入るも中々成果が伴わずに自分の努力が実っているのか不安に思う方、少なくないのではないでしょうか。
IT業界に限らず、自分は頑張ってるはずなのにそれが結果としてついてこない方、自分の現状に行き詰っている方は一度方向性を変え資格勉強を通してぜひ自身の自己効力感を高めていただきたいと思います。
ここからはもう少し具体的な勉強方法やAz-104を受ける際の注意点についてお話していこうと思います。
プログラミング未経験ってどのくらい?
個人的にプログラミング未経験の定義って人によって結構違うのかなと思うんですけど気のせいですかね
具体的に僕のレベルがどのくらいなのかイメージもつきづらいと思いますので、改めて自己紹介も兼ねて僕のIT経歴について紹介させてください。
大学は文系です。主に英語を学ぶ学科に所属してました。大学の授業でプログラミングを扱ったことはありませんでした。パソコンが必要な場面がWordやPowerPointを使ってレポートや発表資料を作るぐらい、あとは昨今のコロナ状況によるZoomでのオンライン授業で使うくらいですかね。大方の文系の大学生のパソコン用途ってこんなもんだと思ってます。
僕がプログラミングと出会ったのは就職活動中でした。自己分析と業界分析を積み重ねた結果、IT業界に進もうと決意し、そこからプログラミングを独学で学び始めました。大学3年生の秋頃です。
ずっと独学で挑戦していました。当時勉強で活用していたのがプログラミング学習サイトのProgateです。有料会員になってHTML、CSS、JavaScript、Pythonの講義を一通りやりました。ただ実際にアプリの開発・実装をしたことは入社までありませんでした。gitやgithubの使い方も入社研修で実際に使うまで理解していませんでした。もっといえばインターネットやネットワークの違いといったweb技術系も説明できないぐらいのレベルでした。もちろんクラウドに対する知識もほぼないところからのスタートでした。
要するにだいぶ初心者だよってことです。
おそらく僕みたいな人世の中にたくさんいると思います。そこからもう一段階上がるのって一人じゃ難しいですよね、、、
この教材を使えば合格できる
僕が資格勉強として利用した教材は大きく2つ、テキストブックとUdemyの模擬問題集です。
テキストブックはこちらを使用しました。
試験内容が常に最新の情報にアップグレードされていくので、何年も前の教材を使うのはお勧めしません。この参考書の発売日がだいぶ新しく、本で学習したい僕にとってありがたい教材でした。結構分厚いテキストですがわかりやすい印象でAz-104用の書籍が欲しい方はこちらをお勧めします。
僕が実際に行ったこの本の活用の方法として
- 全体的にさっとよむ(15分ぐらいで全部読み切っちゃう、もう読んでない)
- 全体を7分割して1週間で精読する
- 気になったところ読み直す
って感じですね。読書術みたいな話になりますけど1つ目の工程は個人的に全体像把握のためにすごくおすすめしてます。いきなり1ページ目から文字を追いすぎると眠くなっちゃうし心折れちゃうと思うので一回全部目を通してしまいましょう。
それを一通り終えたら、、
上記のUdemyにある模擬問題集をひたすらに解きました。模擬問題を解くのは本当におすすめします。
Azureの試験の出し方は他の試験にない独自の流派感があるので問題の傾向を掴むという意味でも最低一回は試験を受ける前に模擬問題を受けとくとよいでしょう。ちなみにこの講義は問題ごとに解説もあるのでありがたかったです。
そしてここで知っといてほしいのが、この模擬問題の中で結構テキストにない用語もでてくる、、、ということです。まぁまぁ分厚かったのにそれでも網羅しきれないのがこのテスト。試験範囲は日々アップデートされるため、しょうがないとは思いますが、ようは知らない単語出てきても自分の努力が足りないなんて思わないようにしましょう。
ちなみに抜け目なく確実に受かりたい方はこれらの教材に加え、公式の勉強サイトであるMicrosoft Learn | Microsoft Docsを使うのもお勧めします。
この心構えがあなたを合格に導く
Microsoft認定資格全般に言えそうなことなんですけど、Az-104合格に必要な知識は公式で設定されているものよりも広いと認識しといたほうが心構えとしてよいかなと思います。
それは前述したとおり、常に試験範囲がアップデートされるような試験なので、知らない単語がでてくることはあるということ。そして自分が苦労したところとして、Azure周りの知識だけでなくWeb技術などの前提知識が全くないため、テキストや模擬問題の解説に当然のように使用されている語句の意味がわからないということが何度もありました。
具体的にはポート番号やプロトコル、CSVファイルといったファイルの種類、WAFやNVA、マウントするマッピングするなどなど、、、
こういった用語に関しては解説もなく使用されているため、それぞれの意味を自分で調べる必要がありました。逆に言うとAz-104の勉強をすることで、Azureの知識が身につくと同時に、Web開発に必要な知識も同時に身につくことができると思います。個人的に結構Web技術周りを学ぶ機会としてもこの試験受けてよかったと思っています。
ただびびらせたいわけではなく、重ねて言うと知識のなかった僕でも合格することができたのでまったくもって無謀な話ではありません。みなさんも可能です。
合格してみて思ったこと
Az-104を合格してから実際にAzureに触れる機会はまだないので、どのくらい実務で活用できるかはまだわかりません。地図上から見るのと実地を歩くのとでは大きく違うように、実際にAzureを使うとなるとまた違う悩みを抱えていくとは思います。
それでも今回学習をしてみて、以前と比べて少しだけ実際に業務で使われている機能がどういった役割を担っているのか、これはなんのために、どこで使われてる機能なのかが見えた部分もあります。少しだけですけど、、、
このブログをここまで読んでくれた方の中には、Az-104に関わらず何かしらの資格に取り組もうと思ったのではないでしょうか(願望)。その中で取り組む資格の概要や難易度、必要な勉強時間のような指標を見て心が折れてしまいそうになっている方がもしいれば、大丈夫。案外なんとかなるものです。それに下から見ると高い山に見えると思いますが、登ってみれば案外低かったように感じると思います。
それが俗に言う成長ってやつかもしれませんね
一緒に頑張りましょう。
また特に資格を取るつもりはないけど、ちょっと自分の熱量に物足りなさを感じている方がいれば、繰り返しですが資格は自分の頑張りがわかりやすく反映されるよいツールです。資格勉強は大変ですが、資格勉強にそそいだ熱量が本業への熱量にも移るかもしれません。IT系に関わらず資格は世の中に無数にあるので、自身のなりたい将来像と照らし合わせながら、定期的にどんな資格があるか調べるだけでもモチベーションにつながると僕は信じています。
ってことで僕自身は次の認定資格であるAz-305を三ヶ月以内に、また基本もしくは応用情報を今年の秋にとれるよう努めていきたいと思います。
繰り返しですが一緒に頑張りましょうね!
最後となりますが、下記に過去に僕が執筆したブログ記事を記載しておきます。僕自身の人間性にもし興味を持ってくれたからがいらっしゃるのであれば読んでいただけると嬉しいです。
吉報。札幌育ち新入社員、エアコンに感動 | cloud.config Tech Blog (cloud-config.jp)
英語学習に日本語使うのやめませんか? | cloud.config Tech Blog (cloud-config.jp)
ではまた次のブログをお楽しみに!