はじめに
皆さんこんにちは、お馴染みピンク頭の廣原です。
業務でAurora PostgreSQLのクローン機能を使用する機会があったので、その手順を記事にしていこうと思います。行う手順は以下のとおりです。
- サブネットを作る
- サブネットグループを作る
- クローンの設定を行う
めちゃ簡単ですね!
なお前提条件は以下のとおりです。
- VPCが構築済み
- クローン元となるAurora PostgreSQLが構築済み
- インターネットゲートウェイが構築済み
では早速やっていきましょう!
サブネット作る
Aurora PostgreSQLを構築するには、サブネットグループが必要であり、サブネットグループに属するサブネットは最低2AZにまたがっていないといけないので、2つのAZにそれぞれサブネットを構築します。
CIDRやサブネット名は任意のもので構いません。
サブネットグループ作る
サブネットグループの作成はRDSコンソールから行います。
ちなみにElastiCacheでもサブネットグループの作成ができるようですが、Auroraで使用するサブネットグループはRDSコンソール上で作成するサブネットグループでないと使用できないので注意が必要です(経験済み)。
コンソール左タブの「サブネットグループ」を選択
サブネットグループの一覧が表示されるので「DBサブネットグループを作成」ボタンをクリック
VPCを選択しアベイラビリティゾーンを選択するとそれぞれのアベイラビリティゾーンのサブネットが表示されるので、サブネットグループに含めたいサブネットを選択します。
これで完了です!
セキュリティグループやルートテーブルについても、必要があれば追加で作成しましょう!
クローン作る
それでは本題のクローン作製に移ります!
RDSコンソール上でクローン元となるクラスターを選択
右上のアクションボタンをクリックし、「クローンの作成」を選択
クローン作成画面(クラスター作成画面と同様)に移るので、任意のクラスター識別子、インスタンスタイプ、作成したサブネットグループやセキュリティグループを選択します。
なおクローン作成時にはマルチAZ配置がサポートされていない点にご注意ください。
諸々入力したら下までスクロールしてクローンの作成ボタンを押せばクローンの作成は完了です!
数分待つとクローンしたクラスタが使用可能になります!
クローンしたDBのマスタユーザとパスワードは、クローン元で使用していたものと同じものを使用します。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
Aurora ではこのように、短時間でクローンを簡単に作成することができます!
開発用と検証用にDBを分けたい際などに活用できるかと思います!