皆さん、お疲れ様です。
エンジニアと呼ぶには、あまりにも何もできなさすぎる男、須山颯己です。
今回は、アメリカ ネバダ州 ラスベガスで11/27~12/01まで開催されているAWS re:Invent 2023で私が面白いなと思った「Aurora Serverless」を紹介します。
今までのAurora
Auroraは、Amazon RDS(Relational Database Service)の一部であり、高性能でスケーラブルなリレーショナルデータベース(RDB)サービスのことです。こちらのAurora、Nitroハイパーバイザーを使用してデータベースの処理を実行しています。NitroハイパーバイザーはAWSが独自に開発したハイパーバイザーの一種であり、AWSのインフラストラクチャ内で仮想マシンを実行するための技術です。Nitroハイパーバイザーは、物理サーバー上で直接仮想マシンを実行することで、パフォーマンスの向上やセキュリティの強化を実現しています。
しかし、もっとメモリが必要になった場合は、ホスト側にメモリがあっても、ハイパーバイザーを再起動しなければならないというジレンマがありました。たかが再起動、されど再起動。この少しの手間がストレスを生むわけです。
これからのAurora (Aurora Serverless)
再起動ジレンマを解消してくれるのが「Caspian Heat Management System」です。
メモリが必要となった場合Caspian Heat Management Systemに増やしたい旨を伝えると自動で実行してくれます。
これだけでもジレンマ解消ですが、さらなる機能があります。
それは、データベースがどれだけメモリを必要としているかをつねにモニターし、メモリが枯渇したら、別の物理ホストにインスタンスを立ち上げる機能もございます。
さらにCaspian Heat Management Systemにより、ハイパーバイザーのアロケーション(隔離)機能を確保しつつデータベースに必要なメモリを確保し、かつ共有することが可能になるというわけです。
終わりに
今回私が書かせていただいた内容は、AWS re:Invent 2023の0.000001%の内容しか書いていません。
私よりすごい方々が私より分かりやすくAWS re:Invent 2023の内容について書いていますので、他の記事も見てみて下さい。