若手エンジニア応援LT会(Japan AWS Jr. Champions&JAWS-UG東京コラボ)というイベントに参加してきました。このイベントは、2024 AWS Japan Jr. Championsに選ばれた方、来年以降にAWS Jr. Championsを目指している方や、またAPNに所属していないけどAWSが大好きな若手エンジニアが登壇するイベントです。オンラインイベントには何度か参加したことがありましたが、オンサイトのイベントは初めてだったので、会場の雰囲気を直接感じることができました。
オープニング・会場説明
このイベントは目黒セントラルスクエアにあるアマゾン新目黒オフィスで開催されました。
会場にはAmazon Web Services Japan の Yukkiさんがいらっしゃいました。オープニングではJapan Jr. Championsについて熱くご説明いただきました。休憩時間に同期と一緒にご挨拶させていただいたのですが、名刺を持参するのをすっかり忘れてしまい…また機会があれば改めてご挨拶させていただきたいと思います。
特に興味深かったLT
どのLTも大変興味深く、本当は全部紹介したいのですが執筆時間の都合上特に興味深かったLTを紹介させていただきます。
登壇資料一覧はこちらからご覧いただけます。
Jr. Championsになって強く連携しながらAWSをもっと使いたい! AWSに対する期待と行動
登壇者:株式会社Relic 保 龍児 様
内容が興味深かったのはもちろんですが、惹きつけられるプレゼンテーションスキルにも驚きました。最初の登壇者の時点で参加してよかったと思えるほどでした。
内容に関して、本LT会のJr. Championsの制度に期待していること、Jr.Campionsになるための行動、Jr. Championsになってやりたいことをお話しいただきました。各Contributionカテゴリに対してどのような活動を行っており、今後どのようなことを行っていくかわかりやすくお話しいただきました。また、AWSへの期待としてお話しいただいた
AWSなら伸びている分野は必ずやってくれるはず、AWS に通じていることこそが、それらの分野の技術を扱えることにつながる
という表現がとても印象に残りました。
生成AIとAWS CDKで実現!自社ブログレビューの効率化
登壇者:アイレット株式会社 前野 佑宜 様:2024 AWS Japan Jr. Champions
このLTには、投げ銭制度があればいくらか貢いでいたかもしれません。内容はwhat's New Summary NotifierというOSSのアーキテクチャを参考にし、アレンジすることで自社ブログの自動レビューを実現したというものでした。
What‘s New Summary NotifierとはAWSの最新情報などのWeb記事に更新があった際に記事内容をAWSが提供する生成AIサービスであるAmazon Bedrockで要約し、SlackやTeamsで配信を行うOSSです。
このOSSの「AWSの最新情報などのWeb記事」を「Amazon Bedrockで要約」という部分を「自社ブログ」の「レビュー」に置き換えることで、プロジェクトの構成自体を変更することなく実装を行ったそうです。社内業務の改善を効率よく行ったという点は大変参考になりました。
世の中には様々なOSSがありますが、OSSの活用方法について新たな視点を得ることができました。
AWSで繋がり、共に成長!~コミュニティ活動と新人教育への挑戦~
登壇者:富士通株式会社 武冨有花 様
内容は、AWS Builders Cardを用いた社内イベントの開催についてと、新入社員へのAWS教育への取り組みについてでした。
一つ目のお話はAWS Builders Cardを用いて、社内でのイベントを開催し別部署のAWS学習者との交流、技術習得のモチベーション向上を行ったという内容です。AWS Builders Cardとは、AWSの提供するクラウドサービスや、サービスを組み合わせたアーキテクチャを学べるカードゲームです。どうやら一般販売されていないようなので非常にレアですね。
二つ目のお話は、自分が一年目に苦労した背景から、後輩である新入社員に対してAWS教育を行ったという内容です。特に勉強に当たって「資格勉強」と「PJ参加のための実践的な勉強」の二つの軸を持つという点が印象に残りました。AWSやAzureなどのクラウドサービスを学習する際にどちらかに偏ってしまうことは多いのではないでしょうか。
どちらも組織活動に関するLTでした。同世代の方がこのような活動を行っていることを知り、自分自身もっと頑張らねばと思います。
最後に
同世代の方々に新たな刺激をもらうことができました。また、LTを通じて共通して感じたのは技術のお話より、登壇者の経験のお話が大変面白く、聞き入ってしまうことです。いずれは私も登壇者として参加したいと思いました。最後まで読んでいただきありがとうございました。今回紹介しきれなかった登壇も面白いものばかりですのでぜひ登壇資料の一覧から見てみてください!