初めに
この記事はFIXER Rookies Advent Calendar 2024 - Adventarの20日目の記事です。
こんにちは!左古です。 早めの自分へのクリスマスプレゼントに業務用Wi-Fi APを購入したので記事にしてみました!
業務用の利点を生かすことは今回の記事ではできなさそうです、、、
今回はセットアップを行うもので個人の自宅で行っているものです。
パスワード等の認証を無効化するのでそこまでセキュリティは高くありません。
用意するもの
- Wi-Fi AP
- Wi-Fi機器の説明書
- コマンドリファレンス
- PoE対応の電源供給が可能なハブ
- PC
- Tera Term(シリアルポート接続可能なソフトウェアであればよい)
環境
OS Windows 11 Home
Tera Term v5.3
Wi-Fi機器のセットアップ
私が購入した製品は電源を入れても設定でAPをオンにしなければ接続できないものでしたのでそこから進めていきます。
PoE対応のハブとWi-Fi機器を接続し立ち上げを待ちます。
Wi-Fi機器への接続
手順としては
- コンソールポート接続用ケーブル購入
- Wi-Fi機器のコンソールポートとPCを物理線でつなげる
- Tera Termを使用しWi-Fi機器のコンソールへアクセス
コンソールポート接続用ケーブル購入
今のPCには基本RS-232 D-sub 9pin等のコンソールポート接続に使用するコネクタがなく例にもれず、私のPCにもないためRS-232 D-sub 9pin(オス) to USB Aを追加購入しました。
忘れずにRS-232 D-sub 9pinが自分のPCにあるかどうかを確認しましょう
ほとんどの機器のコンソールポートはRJ45だと思うのでRJ45 to USB Aとかでもいいかもしれませんね
Wi-Fi機器のコンソールポートとPCを物理線でつなげる
購入したケーブルを使用し作業するPCとWi-Fi機器をつなげます。
この時、接続されているCOMポートの番号を記録しておきましょう
Tera Termを使用しWi-Fi機器のコンソールへアクセス
まず、製品の説明書を開きましょう
次に、Tera Term を開き
設定 -> シリアルポート からシリアルポートの設定をしていきます
COMポートは先ほど記録したポートに設定します。
残りの設定は先ほど開いた製品の説明書を頼りに頑張ってください。
何とかなります。
設定し終えたらユーザー名、パスワードを入力し接続しましょう。
Wi-Fi機器への接続はこれにて完了です。
コンソールから機器を設定
コンソールからWi-Fi機器の設定をしていきます。
APの有効化とSSIDのリネーム
まずはAPの有効化を行っていきましょう。
デフォルトで設定されているAPがあるのでそちらを有効化します。
コマンドは各社で違ったりするのでリファレンスを読んでください。
次にSSIDのリネームです。
SSIDはデフォルトで設定されているものだとわかりずらい、近隣に同じ機器を使用している人がいる場合紛らわしいので変更することをお勧めします。
頑張ってください。
SSID毎で基本認証を無効化
下記の理由から基本認証を無効化しました。
絶対にマネしないでください。
- Passwordを覚えるのはめんどくさい
- Radiusサーバーを建てるのもめんどくさい
- Entra ID経由で認証してもよいがスマホなどではIntuneライセンス料がかかる
ということで認証を無効化します。
これはコマンドとしては簡単だと思います。
追加認証設定
このままでは誰でも接続できてしまい癪なので追加認証を設定しよくわからない人をブロックしていきます。
今回はサーバーを建てる、証明書を作成する等のめんどくさいことはしたくないのでシンプルにMACアドレス認証をします。
Wi-Fiに接続したい機器のMACアドレスを記録しそのMACアドレスを登録しましょう。
これでだいたいのよくわからない人はアクセスしてこないでしょう。
なおかつ自身はパスワードなど無しにWi-Fiにアクセスできます。
注意
今回の方法はいくらでも穴があるので悪意のある人からは簡単にアクセスできてしまいます。
Vlan機能がないなど適切な処置を行えない場合は行わないようにしましょう。
おわりに
次回はEntra IDを認証サーバーにすることを目標に頑張っていきます。
うまくいったら記事にします。
次のアドベントカレンダーは、12/21(土) 加藤 怜さんが書いてくださいます。