
サムネ:Nanobanana作「モノクロの西洋風のドラゴンがダイナミックな構図でこちらを向いているアニメ調のイラストを作成してください。」
はじめに
こんにちは。新卒として入社し、ついこの前メディアチームに配属されましたオタクドラゴンです。
今回は映像制作業務にかこつけて、自分の好きなアニメ話をしたいと思います。
(当初はパロディ動画を作って公開しようかと画策していましたが、権利的に怪しかったので、おとなしくブログを書くことにしました。)
選定基準
私が過去に視聴したTVアニメ作品の中で、YouTubeの公式チャンネルにて映像が公開されているもののみを厳選しました。
通常、OPの印象はどうしても楽曲や作品本編の内容に引っ張られがちですが、今回はオープニングアニメーションとしての映像演出にフォーカスし、主観で好きなものを10個選出しました。
- 紹介順は「公開年が新しい順」です。順位といったものはありませんのであしからず。
- 2020年以前の作品は公式映像が少なく、比較的新しい作品が多くなっています。
- 今回は映画を含めず、地上波で放映されたTVアニメのOPに絞っています。
1. 負けヒロインが多すぎる!
公開年: 2024年 | 制作: A-1 Pictures
曲: つよがるガール feat. もっさ / ぼっちぼろまる
ポップで楽しいオープニング。
スタッフ表記に遊び心が詰め込まれています。
歌詞やクレジットの文字がキャラクターの動きに合わせて跳ねたり、背景の一部になったりするタイポグラフィの演出に技巧が凝らされています。
ポップな色彩とともに、色鮮やかな青春が爽快に描かれています。
2. 【推しの子】
公開年: 2023年 | 制作: 動画工房
曲: アイドル / YOASOBI
曲名の通り、作品を通してのテーマである「アイドル」という存在が、とても力強くかつ魅力的に表現されているオープニングです。
アイという完璧なアイドルの放つ強い光と、観客たちの推しへの熱狂を没入体験できるようなOPで、これを見るだけで作品への解像度が一段あがります。
序盤のイントロに合わせた期待感を煽る演出もとても好きです。
3. チェンソーマン
公開年: 2022年 | 制作: MAPPA
曲: KICK BACK / 米津玄師
情報量がとにかく多く、かつスタイリッシュによくまとまっています。
映画パロディが多く詰め込まれているのはわかりましたが、自分は詳しくないので元ネタは全くわかりませんでした。それでもカッコいいです。
制作スタッフがやりたい放題やっているような映像と、チェンソーマンの破天荒なキャラクター性が見事にマッチしています。
圧倒的な情報量のカットをスムーズに繋ぐ編集技術にも感心させられます。
4. 異世界おじさん
公開年: 2022年 | 制作: Atelier Pontdarc
曲: story / 前島麻由
これもまた元ネタは全くわからないのですが、制作陣のレトロゲームへの愛がひしひしと伝わってきます。
ドット絵の色褪せない魅力と、現代のアニメーション技術の融合がユニークで、ダンスシーンのシュールさもクセになります。
何より、ちゃんとおじさんが気持ち悪い。(褒め言葉)
5. グリザイアの楽園
公開年: 2015年 | 制作: エイトビット
曲: 刹那の果実 / 黒崎真音
原作がビジュアルノベルゲームということもあり、派手な作画アニメーションではなく、一枚絵をカメラワークとエフェクトで魅せるという演出手法がとてもうまいです。
今回紹介する映像の中では比較的キャラの動きが少ないながらも、撮影処理の技術を活かしてとてもスタイリッシュな映像になっています。
自分は絵が描けるわけではないので、せめてこれくらいセンスの良いエフェクトワークができるよう精進したいです。
6. ソードアート・オンライン II
公開年: 2014年 | 制作: A-1 Pictures
曲: courage / 戸松遥
(※リンクはシリーズOP集です。9分6秒あたりから再生されます)
数あるSAOのOP映像の中でも、個人的にはこれが一番好きです。
「ゲーム内の記憶」を現実以上に鮮烈かつ美しく描いており、心を揺さぶられる映像になっています。
俺もこんなゲームをプレイしたい。ナーブギアの発売はまだですか?え?原作ではとっくに発売されてる???
7. リトルバスターズ!
公開年: 2012年 | 制作: J.C.STAFF
曲: Little Busters! / Rita
ザ・王道。
主人公が走り、それぞれのキャラ紹介シーンがあり、思わせぶりなシーンのカットが一瞬入り、屋上でカメラがぐるっと回り、最後は全員集合。
これをしておけば間違いない。最高。
8. 氷菓
公開年: 2012年 | 制作: 京都アニメーション
曲: 優しさの理由 / ChouCho
主人公の灰色の世界が、ヒロインによって徐々に色づいていく様が美しく描かれています。
色づく世界、キャラの性格、雨から晴れに変わる心情の変化を一貫して「水滴」を用いた表現で作られているのがお洒落。
冒頭の古紙のようなタッチが古典部シリーズって感じがして良いです。
今回の「水の波紋」の表現をはじめ、同制作会社の『涼宮ハルヒの憂鬱』のOPなどもそうですが、今見ると当たり前の表現でも、当時のPCスペックでこれらをレンダリングするのは実はすごいことだったんじゃないかって気がしています。
9. あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
公開年: 2011年 | 制作: A-1 Pictures
曲: 青い栞 / Galileo Galilei
作品の全要素がここに凝縮されています。
これを見たら、もう本編を全部見たと言っても過言ではない。(過言)
ノスタルジックな夏の空気を感じられ、秩父に行きたくなります。
秩父は日帰りでサクッといけるのでおすすめです。温泉とかキャンプ場とかあります。
10. ef - a tale of melodies.
公開年: 2008年 | 制作: シャフト
曲: ebullient future / ELISA
シャフト制作のOPは個性的なものが多いですが、個人的にはこれが一番好きです。
英語の歌詞を聞き取るので精一杯なのに、背景にはドイツ語がびっしり並んでいて意味はよくわからないけれど、お洒落なのでそれもまた良し。
話が進むにつれOP映像が少し変化していく仕掛けもあり、このOPの考察だけで余裕でブログ一本書けます。
原作ゲームのOP「悠久の翼」も最高なので、ぜひ見てみてください。
まとめ
アニメOPには「90秒」という厳密な尺の制約があります。しかしその一方で、本編の物語を進行させるという義務からは解放されており、ある種のアートとして自由な映像表現が許されています。 そこに「作品の顔」である主題歌が重なり、かつ視聴者が1クール繰り返し見ることを前提に作られているため、クリエイターの技巧とこだわりが最も凝縮された90秒間こそがアニメのオープニング映像の魅力であると思います。
以上、私の好きなオープニング映像10選でした。
本当はもっと紹介したい作品が山ほどあるのですが、キリがないのでこの辺で。
時にはスキップせずに、じっくりオープニングを味わってみてください。
そして、もしよかったら皆さんの「推しOP」も教えてください!





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