FIXER cloud.config Division General Managerのいさおです。
DWH領域で高額予算になってしまっているシステムに朗報です!
Data Estateってご存じてすか?
今回は、「Data Estate」とはどのようなものなのか、弊社取組も含めて紹介したいと思います!
大変なアプリ移行はなし!
クラウド、データ、および AI テクノロジを活用して様々なデータから本質を見抜くため、フルマネージドのクラウド プラットフォームを活用する流れがありますね。
クラウドプラットフォームでは、グローバルに分散されたデータによって、アプリケーションは世界中のどこにでもデータをレプリケートできるため、応答時間が速く、高い可用性が実現できます。
このクラウドプラットフォームの一つである"Microsoft Azure"は、最新のデータ ウェアハウス、高度な分析、リアルタイム分析を提供し、ビジネス ニーズに対応しており、Microsoft ビジネス インテリジェンス (BI) プラットフォームと PowerBIにて、データを見やすいように可視化し、ビジネスを分析をよりスピーディに行うことができます。
オンプレミスシステムからクラウドプラットフォームへの移行など、既存のデータを異なるプラットフォームに移行する場合、アプリケーションの改修など大掛かりな変更を伴うことが多く、大規模プロジェクトになりがちですが、そのデータ移行とModernizeを大変なアプリ移行なく行うソリューションがあります。
業務アプリはそのままにData Estate戦略で賢くコスト削減です!
AzureでData Estateしよう!
システム移行案件で一番怖いのは、アプリケーションの改修ですよね。
移行先のデータベースの仕様に合わせて、SQLを変換したりするところから始まると思いますけど、まぁ、アプリケーションに対する影響調査やらなんやらお祭り騒ぎになること間違いましです。
でも、アクセスするデータを変換掛けられれば一番ラクだと思いませんか?
Microsoft Azureには、様々なデータベース(もちろんSQLServerの旧バージョンを含む)からの移行を支援するツールがたくさん用意されています。
支援ツールは下記の通り。
・Database Experimentation Assistant
以前のバージョンの SQL Server (2005 以降) から新しいバージョンの SQL Server へのアップグレードを支援します。
・Data Migration Assistant
オンプレミスの SQL Server から Azure SQL Database への移行に際して、データベース機能に影響する可能性のある互換性の問題検出などを支援します。
・SQL Server Migration Assistant
Microsoft Access、DB2、MySQL、Oracle、および SAP ASE から SQL Server へのデータベース移行の自動化を支援します。
特に、"SQL Server Migration Assistant"が目を引きますね。
魑魅魍魎に触れずに、楽してコスト削減!
DWHというと様々なデータソースを使われていることと思いますが、先ほど紹介したデータベースの移行に関するAzureの各サービスを活用すれば、アプリケーションの改修(これを魑魅魍魎と呼ぶことにしよう)を大幅に削減し、楽してクラウドに移行することができそうな気がしてきましたね。
冒頭触れていたデータウェアハウスについてですが、Microsoft Azureには、
・Azure Synapse Analytics
という、エンタープライズ データ ウェアハウスとビッグ データ分析がまとめられたサービスがあります。
実はAWSのRedshiftよりもお得になることがあるの知ってましたか?
"AWS Redshift"と"Azure Synapse Analytics"は購入単位が少々異なります。
簡単に言うと、AWS Redshiftはある程度箱買い。Azure Synapse Analyticsは細かく買える。
ということなので、使い方によってはAzure Synapse Analyticsの方が安価になるケースがあります。
実際、コスト削減のために"AWS Redshift"から"Azure Synapse Analytics"に移行したという実例もあるくらいです。
最後に
今回は、クラウドで賢くデータ資産を活用する方法に触れてみました。
DWHをオンプレからクラウドに移行するってめちゃくちゃ大変。魑魅魍魎だらけだと思って二の足を踏んでいらっしゃる方、もしかするとデータ移行もラクに、コストも削減できてしまうかもしれませんよ。
興味を持たれた方はぜひ↓こちら↓までお問合せください!