はじめに
高専時代は超伝導の研究、プログラムなんて授業でかじった程度、クラウド? 何それ? おいしいの? そんな私がFIXERに入って約一か月経ち、研修でAzureの様々なリソースを触りました。今回はその中でも新入社員の中で一番盛り上がった、Azure Custom Visionを使ってFace APIを学習した研修についてご紹介します。
Azure Custom Visionについて
Azure Custom Visionとは、画像分類器(画像に含まれている要素のタグ付け、分類)を構築、デプロイ、改良できるCognitive serviceです。画像をアップロードし、タグをつけることで、どういった画像にそのタグが付くのかを学習してくれます。さらに、Quick Testで画像をアップロードすると、その画像にタグの要素がどれくらい含まれているかをパーセンテージで表示してくれます。
最初の研修で行ったのは、有名な絵画を複数枚アップロードし、画家のタグを付けるというものです。Quick Testで絵画をアップロードすると、その絵画をタグの中の誰が描いたのかを予想してくれます。詳しくはこちらをご覧ください。
Microsoft Custom Vision Service を使用して画像を分類する
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/classify-images-with-custom-vision-service/
新入社員の個性があふれてしまった話
さて、問題はここからです。今度は新入社員個々でリソースを作成して、独自のプロジェクトを発表してみようということになりました。自分の好きなように作成したプロジェクトを発表すると聞いて、私含め新入社員たちの目の色が変わります。入社式で多くの先輩社員から「新風を巻き起こしてくれ」と言われたことを思い出しました。使いどころは間違っているかもしれませんが。
私が作ったプロジェクトはこちらです。
「仮面ライダー」「スーパー戦隊」「ウルトラマン」の画像をそれぞれ9枚用意し、タグを付けました。これで特撮の分類が可能なはずです。
精度もなかなかです。早速Quick Testを行ってみましょう。
まずは仮面ライダーの画像をアップロードしてみます。
なんと、仮面ライダーが99.9%でした。ここまでの精度の高さには驚きです。
次は、どれにも当てはまらない画像をアップロードしてみました。
仮面ライダーとウルトラマンで迷っているみたいですね。触っていくうちに何だか愛着もわいてきた気がします。
まとめ
今回は、Azure Custom Visionを使って、Face APIについて学習を行いました。私は特撮の画像分類にチャレンジしてみました。ほかの新入社員も「いろんな『あべ』という名前の方の画像を集めて、どの『あべ』さんかを当てるプロジェクト」など面白いプロジェクトを作っていました。私のプロジェクトは、一部の男性社員には好評だったようです。これからの研修も、ユーモアを忘れずに勉強していきたいと思います。失礼しました。