はじめまして。新卒でFIXERに入社し、技術研修中の石川です。これからよろしくお願いします。研修を受けていく中で、Microsoft社が提供しているMicrosoft Learnを実践することがあったので、それを行う上で感じたことなどを書き連ねていきます。
Microsoft Learnとは
Microsoft Learn[https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/]は、Microsoft社が提供する無償の学習プログラムです。内容は大きく分けて、
・Azureについての学習
・ビジネスアプリケーション(PowerAppsやMicrosoft Flowなど)についての学習
・Windows開発についての学習
以上の3分野となっています。
Microsoft Learnは学習プログラムとなっており、リファレンスなどと違いブラウザ上で実際のAzureを使うことができる実践型の学習環境です。例えばAzureについての学習の中では、Azureサンドボックスと呼ばれる環境が与えられ、課金対象でないAzureリソースを作成し、その環境の中で実際にプログラムを作成したりすることができます。もちろん、与えられるリソースは通常のAzureと同じものでAzureを触ってみたいと思っている人にもおすすめできる学習プログラムだと思います。ただし、このサンドボックスは有効化した後、コンテンツごとに設定された時間が経過すると強制的にリソースが削除されるため運用環境としては使えません。あくまでも、お試しと学習用の環境です。
Microsoft Learnプログラムをやってみた
今回行ったMicrosoft Learnのプログラムは以下の3つです。すべて前述の「Azureについての学習」に属しています。
・Microsoft Custom Vision Serviceを使用して画像を分類する
[https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/classify-images-with-custom-vision-service/]
・Azure Cosmos DBデータベースにデータを挿入し、クエリを実行する
[https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/access-data-with-cosmos-db-and-sql-api/]
・Azure Functionsを使用したサーバレスロジックの作成
[https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/modules/create-serverless-logic-with-azure-functions/]
Microsoft Learn内には大きく3つのページ構成で、
・読み進めていくもの
・Azure Portalへアクセスし、実際と同等の操作をする指示のもの
・ページ半分でAzure Cloud Shellが実行されコマンド経由でAzureリソースの操作を行うもの
がありました。
「Microsoft Custom Vision Serviceを使用して画像を分類する」は特殊でCustom Vision Service専用のWebページで画像の登録、学習を行えました。すごく直感的に扱える上、結果が目に見えて分かりやすく学生の1dayインターンシップなどに最適だと感じました。
ほかの二つについては専門性が高く、学生には敷居が高いかもしれません。ただ、Azureをお試しで使ってみたい場合などにはおすすめできるものとなっています。
今回挙げたプログラムでは出ていませんでしたが、翻訳が進行形なのか、和英混在してページが表示される場合があり、進めていく上で障害となった面もあります。表が示されているページもあるのですが言語が入り乱れた場合、表の関係も崩れ、意味が理解できないかもしれません。もし和英混在しているプログラムを進める場合は、英語表記にした上で翻訳サービスを適宜使うことをおすすめします。
布教記事のようになりましたが、学習用・Microsoft Azureのお試し用としてはMicrosoft Learnはとてもおすすめできるものとなっています。機会があればぜひ試してみてください。
それでは。