ノンコーディングでチャットボットを作る de:code 2019
2019-05-30
azblob://2022/11/11/eyecatch/2019-05-30-microsoft-decode-chatbot-000.jpg

QnAMaker と Azure Bot Service を使ったチャットボット開発

de:code 2019、2日目のEXPO オープンシアターで QnAMaker と Azure Bot Service を使ったチャットボットの作り方について話されていたので立ち見してきました。

題名は「超入門!即作成! Azure Bot Service と始める FAQ 対応チャットボット開発の第一歩」、セッションレベルは Level 100 : Beginner/Introductory 初学者向けということで気楽に参加、モニター上でチャットボット作成の実演を見せてもらったのですが、本当に簡単に作成できていて驚きました。

作成手順

簡単に手順をまとめると、

  • Azure Portal を開いて QnAMaker のサブスクリプションを作成
  • QnAMaker の Web サイトにサブスクリプションを作成したマイクロソフトアカウントでサインインし、ナレッジベース (KB : knowledge base) の作成
    • 今回のデモではCSVファイルからナレッジベースを自動生成していました
    • QnAMaker では他にも FAQページ (html)、 PDFファイル、テキスト (タブ区切り) などをデータソースとして利用することもできるみたいです
  • 作成したナレッジベースをWeb API 経由でアクセスできるように発行
  • 最後にAzure Portal で、ナレッジベースを利用する Web App Bot を作成して完成

これだけでチャットボットが動く状態になります。Azure Portal を触り慣れていない人でも30分程度で作れるのではないでしょうか。
あとはWebアプリに埋め込んだり、LINE bot にしたりと色々すればそのまま使えます。

登壇者さんの Qiita 記事 : https://qiita.com/annie/items/1b4a232c2614d05baeda

余談

開発環境は無償版で構築可能、実環境でも小規模なものなら月数千円からできるということでコスト面もいいです。Cognitive Services など、他の Azure の機能と組み合わせて複雑な応答をするようにもできそうですね。

azblob://2024/03/29/eyecatch/2024-03-29-openai-json-mode-000_0.jpg
2024/03/29
AI/Machine Learning