こんにちは。FIXER Marketing & Salesの竹中です。
本稿では2019年6月13日に開催されたKorea IT Expo in Japan 2019で私が体験してきたことについて書かせて頂きたいと思います。
イベント概要
世界最高レベルのキャッシュレス普及率、他国に先駆けて5Gサービスを開始するなど先進的IT大国である韓国。その韓国での最新動向紹介と有望なベンチャー企業40社が集う展示会です。エキスポのほかセミナーやビジネスマッチング、リクルーティングまでを総合的に行うイベントです。
ブースにお邪魔しました
魅力的なブースが多数ありましたが、その中でもFintech企業であるKona International様のブースにお邪魔し、お話を伺うことができました。
Kona様はキャッシュレス大国である韓国にあって大規模に利用されるペイメントシステムの提供~運用をワンストップに手掛けられているほか、物理カードの製造販売も行っておられます。その中でも特にユニークなのが下の指紋認識機能つきカードです。文字通り事前に登録した指紋を認識した状態でないとカードがアクティベートされません。ペイメントのほか、例えば高セキュリティが求められる部屋への入退室など、二重でセキュリティが求められるケースでは非常に有用なのではないでしょうか。受信側の端末には特に加工は不要である点も素晴らしいですね。
こちらが指紋認識カードの写真です。右下にある黒い四角で指紋を認識します。
セミナー聴講
そして、前述Kona様のセミナーもありましたので聴講してまいりました。Kona様の取り組みとして仁川広域市(人口290万人)、京畿道(1,250万人)での域内消費を活性化するためのペイメントの仕組みをご紹介いただきました。
この2つの都市はどちらも域外消費の割合が大きい(つまり、市民が街を出て外でお金を使う)傾向があったのですが、キャッシュレスの仕組みと域内消費にキャッシュバックをするサービスにより、仁川の事例では域内消費額の割合を増加させることが確認できたそうです。
FIXERでも地域金融機関様とお話をする際には必ずと言っていいほど地方での消費、お金の流れの話題になりますが、本件はそういった課題に応えるひとつの画期的な事例かと思います。
最後になりましたが、本日のご対応と写真の掲載許可を頂きましたKona International笹井様に心より感謝申し上げます。
お読みいただきありがとうございました。