みんなで一緒に現状確認!
「フロントエンドの錬金術師」またの名を「解決策を秒で投げつけてくる男」により、LaTeXを使い倒すまで帰れません! な旅を続ける奥山は、TeXclipというお助けキャラにきび団子を渡し、一緒に鬼ヶ島へと向かうことに――。
じゃ、TeXclip君、まずは君が何をできるのか見せてよ、と奥山・桃太郎はフロントエンドの錬金術師に剛速球で投げ渡されたリンクをクリック。
どうやらこのページ上部にLaTeXを書けるらしいです(入っているのはデフォルトのデモ)。
そして左端の設定ペインにある「Generate」をクリックすると……。
おぉ、プレビューが簡単に見える! 同じページ内で、反応も早いからページを行き来したり、待ったりしなくて済む! 素晴らしいじゃないですか、TeXclip!
うーん、それなら早速何か適当な数式を書いてみようじゃないですか。でもどんなのに挑戦するべきなんでしょう。面白い記号を入れるべき……? でもそれだと前回「Σ」を試したけど、他の記号もコマンドが違うだけで入れ方は大体一緒なようだし、あんまり複雑すぎるものはまだできないし……。
うーむ、あ!
そういえば前回は数式を一行ずつ説明しながら入れたけど、一連の式を流れで書き表す場合、「=」って揃えられるんだろうか?
という訳で長々と経過を書くような数式を書いてみよう!
ならば、あれだな! と思いついた数式がこちら。
「2 + 2 = 5」を証明してみよう!
『1984年』というジョージ・オーウェルの小説を知っている人は多いでしょう。その話の中でトップが2 + 2は5だといえば原理に基づいていなくても5になるという描写があるのですが、私、原理を捻じ曲げるのが大好きな人間なので、そういう命題を出されるとどうやって捻じ曲げられるか考えてしまいます。
で、どうやって「=」を揃えるんですか、Google先生! え? 「=」を&で挟む? 了解です!
おっと、始める時に一点気を付けることがありますね。TeXclipは通常のLaTeXの書き方なので、「$LaTeX」というWordpress特有のやり方ではなく「\begin{align*}」などで挟みます。TeXclipにデフォルトで入っていたので、とりあえずこれでやってみよう!
ポチポチポチ……。Generate!
おっとぉ……⁈ 何故! 貴方たちは! 右へ逃げる!!
Google先生! エマージェンシー! エマージェンシー!
何々? 複数行に渡る数式は「eqnarray」を使いなさい? なるほど。えいやっ!
あ、左に寄りました! 大成功!
そういえばこのeqnarrayとかalignの横に入ってる「*」印は何なんだろう……。つい興味本位で消去してみちゃいました(こういうことするから色々なものを吹っ飛ばす……)。
お、行番号が振られました。つまり「*」印は行番号を消すコマンドなんですね。
でも今回はいらないから戻し、戻し。
よーし、いい感じですね。それじゃあこれをWordpressに移してみましょうか!
上部のコマンドをコピペして……。
暗転
何じゃこりゃぁあ! (CV:ジーパン刑事)
(ジーパン刑事知らない若い子がいるって本当ですか……。ガクブルしちゃう……)
コピペをし、$LateXを付け、ちゃんと$で挟んで用のコマンドを入力したはずが、奥山に突然襲い掛かった衝撃と絶望!
その時、ブログの妖怪は何を見たのか……!
(ででんでんででん……ででんでんででん……)
I'll Be Back!
→第4話