こんにちは、手が滑ってHHKBをポチっちゃった和田です。ついさっき受取先のコンビニに届いたらしいです。というわけで、今回はイベントレポートです。
Global AI Nightsとは
Microsoft Azure の AI プラットフォームにパッションを持っている世界中のコミュニティが主催する無償のベントです。
第2回目の今回は、9/5の夜に世界90カ所で開催します。Global AI Night - Tokyo - connpass
世界中の仲間と一緒に Cognitive Services, Azure Machine Learning Service や Deep Learning に関するワークショップを通じて手を動かしてモノづくりをすることで、AI の理解を深めましょう。
この世界90ヶ所で同時開催されるイベントの東京会場が、なんと弊社オフィスです。ヤバ!とっても光栄ですね。
東京会場には、AIに興味がある40名近くの方が集まりました。参加された方々も、運営の方々も、お疲れさまでした!それではレポートにうつります!
Keynote
Keynoteは、14分ぐらいの映像でした。全世界で流れるためもちろん英語ですが、日本語字幕付きだったので無問題。今となっては当たり前になった自動翻訳もAI技術の賜物なんだよな、とちょっと感慨にふけったりふけなかったりしました。
その中でも印象に残っているのは、MicrosoftがAzureでML系のサービスを提供する上で大事にしていることの話ですね。
「AIの民主化」を唱えるMicrosoftは、AIに興味を持ったばかりの初心者からバリバリ働いているベテランのデータサイエンティストまで、どんな人でもAIを触れるサービスを目指しているそう。
初心者でもCognitive Servicesを使えば学習済モデルで簡単にAIを使ったサービスを作ることが出来ますし、経験者向けにはAzure NotebooksというJupiter Notebook環境で一からモデル構築を行うこともできます。
他にも、最近のトレンドであるAutomated Machine Learningも話題に上がっていました。もともとは、Microsoft ResearchのNicoleさんが自分用に組んだプログラムだったらしいですよ。Automated Machine Learningについては、弊社所属のMicrosoft MVPがこちらの記事で詳しく解説しているので (しかも手順付き!) 、ぜひ試してみてください。
ちなみにKeynoteはアムステルダムのライブストリームアーカイブで見ることができます。
AI Workshop
Keynoteが終われば、あとは手を動かして覚える時間です!フードスポンサーのMicrosoftより提供していただいたサンドイッチをもぐもぐしながら、各自が思い思いのワークショップを選択して取り組んでいました。
僕は今回、Azure Machine Learning Visual Interfaceを使い上物ワインを判別するAPIをノンコーディングで作るワークショップをやってみました!
Visual Interfaceは、モデルの構築からAPIとして公開するまでをGUI上で行えるものです。見た目はこんな感じ。
ドラッグ&ドロップでモデルを組んでいって……。
できた!
作成したモデルで学習を走らせてみましょう。
結果、精度は81.0%に!
学習するためのアルゴリズムなどもモジュール化されているので、「別のアルゴリズムも試したいな」なんていう時もマウスでポチポチするだけで簡単に入れ替えられます。機械学習を学びたい人にとってはかなり強力なツールなのではないでしょうか?
本当はこの後APIとして作ったモデルを公開するところまで行くのですが、残念なことにKubernetes Serviceのプロビジョニングが1回も成功しませんでした?
おわりに
Twitterのハッシュタグが様々な言語のツイートで溢れかえっているのを見て、本当に世界中でやってたんだなぁという実感を感じていました。 世界の至るところにいるAI仲間と一緒に手を動かして、実際にものを作って学ぶとか、とても素敵なイベントでした。ありがとうございました!
時間見つけて、他のワークショップもやってみたいと思います!
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同イベントに参加して他のワークショップにチャレンジしたラッパー佐藤と南條さんの記事です。こちらもぜひご覧ください。