ATMから身分証まで顔認証!本人確認のデジタル化事例まとめ

こんにちは、キャッシュレス王子(社内で命名されました)の藤谷です。

今回はキャッシュレスの次の段階として今話題になっている顔認証による本人確認ついて取り上げてみます。

身分証については何十年もアップデートされていなくて、運転免許証、マイナンバーカード、住民票など紙やカードがメインです。発行や変更などについても手続きが面倒なことが多く、例えば引っ越しで住所を変更するだけでも市役所でめんどうな手続きが山ほど。

そもそもその人がその人である証明は住所や電話番号などではなく顔などの生体認証で問題ないわけです。セキュリティも2重3重にすればカードの身分証よりも担保されます。

今後、身分証の電子化も進んでいくはずです。では事例について紹介していきます!

海外の具体的な事例

海外では具体的に以下のような事例があり、身分証の電子化が進んでいます。特に中国の進化は凄まじく、顔認証で決済に至るまでなんでもできちゃうぐらいまで来ています。

中国「身分証を忘れてもスマホで大丈夫」

問題解決の朗報となるのは、現在中国・浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)が進めている「スマホ身分証明」だ。杭州市の公安機関では「住民身分証のインターネット証明」(略して「ネット証明」)を推進している。ネットで「全国住民身分証明発行データベース」とつなぎ、全市の公安関係の手続きすべてが「顔認証」で処理可能となる。

身分証を忘れても、スマホ認証で大丈夫 中国

セキュリティは 「スマホ暗証番号+アプリ暗証番号+『ネット証明』の暗証番号+顔認証」で4重にして担保しているようです。

2021年開業のユニバーサル・スタジオ北京、パーク内は全面「顔認証決済」導入

ユニバーサル・スタジオは中国IT最大手のアリババと技術提携を結び、パークへの入場やパーク内での商品購入、荷物ロッカー、飲食の支払いなどについて、来園客が顔認証システムによって決済ができるサービスを提供していくことが明らかになった。アリババは独自の決済サービスで、顔認証決済も可能な支付宝(アリペイ)を提供する。アリペイに顔情報を登録しているユーザーは、手ぶらでパークを訪れることが可能に。
2021年開業のユニバーサルスタジオ北京、パーク内は全面「顔認証決済」導入

中国の決済、スマホ要らずの「顔認証」時代へ

スマートフォンによるキャッシュレス決済が進んだ中国で、今度はスマホも使わずに決済ができる「顔認証決済」が広がり始めた。コンビニの会計カウンターでは、タブレット端末に自分の顔を映すだけで決済が済み、導入店は約1千店に達した

中国の決済、スマホ要らずの「顔認証」時代へ

アメリカデジタル免許証

米国では今、個人のIDとして最も一般的な車の運転免許証をデジタル化し、スマホで保存する試みが広がりつつある。

“デジタル免許証”が「アプリで身分証明」を実現?財布なし時代到来か

台湾のデジタルID

新たな国民身分証として「数位身分識別証(New eID)」の導入が決まった。来年10月より導入する。周辺環境の整備が整えば、国民身分証に加えて運転免許証や健康保険証の機能が搭載される予定。また、いずれはスマートフォンに情報を取り込むことで、カードが携帯不要になる。

来年10月に国民身分証リニューアル、デジタルIDを採用

スマホ身分証(韓国)

韓国政府は29日に発表した「デジタル政府革新の推進計画」の一環で、現在のプラスチック製カードの身分証明証に代え、スマートフォン(スマホ)に保存して使う身分証を導入する方針を示した。プラスチック製カードの身分証は偽造・変造や盗用などの恐れがあることから、スマホに保存するデジタル式の身分証にして安全性と利便性の向上を図る。

スマホに保存する身分証を導入へ デジタル政府革新計画=韓国 

実は日本でも進んでいる本人確認のデジタル化

これまで海外の事例ばかり紹介してきましたが、日本にも地味に本人確認のデジタル化の波が来ています。

日本唯一の eKYC対応のデジタル身分証アプリ「TRUSTDOCK」

実は日本にもデジタル身分証が出てきています。TRUSTDOCKというサービス。

オンライン完結のデジタル身分証アプリをはじめ、割賦販売法、古物営業法、携帯電話不正防止利用法、出会系サイト規制法など、様々な法律に準拠したKYC、つまり本人確認を、API経由で24時間365日、アウトソーシング可能です。
「おサイフに身分証がいらない、デジタルアイデンティティの世界」をテクノロジーの力で実現する

セブン銀行の新型ATMが顔認証に対応

そもそもキャッシュレス時代にATMは不要と思っていますが、この技術が他の場面で展開できれば従来の面倒な手続きが減っていくはずです。

 セブン銀行は10月28日、顔認証技術に対応したカメラと、本人確認書類を読み取れるスキャナーを搭載した新型ATMを活用し、口座開設時の本人確認手続きを効率化する実証実験を都内で始めた。将来的には全国での正式展開を予定している。

セブン銀行の新型ATM、実用化へ第一歩 顔認証で本人確認・口座開設 都内で実験開始

キャッシュレスとか言っている場合じゃないかも

ここまでくるとキャッシュレスはできていて当たり前。身分証のデジタル化は海外ではすでに導入されており、スマホもしくは手ぶらで決済や本人確認ができてしまう時代が来ています。

セキュリティ関連で否定的な意見もあるかもしれませんが、それを解決する手段はいくらでもあるので、セキュリティ課題を解決しつつ、発展すれば無駄な手続きが簡略化されていくでしょう。

今、免許証やパスポートなど当たり前に使っているものが数年後にはなくなっているかもしれません。

FIXER Inc. 藤谷 尋
  • FIXER Inc. 藤谷 尋
  • cloud.config Div所属
    新卒入社したデータセンターでカード会社向けの信販系システムを5年担当した後、一部上場の食品メーカーで社内SEを経て現職。去年は非エンジニア職向け、月間100万PV 業務効率化ブログ執筆チームで執筆していました。
    キャッシュレスに強い関心があり、スマートホームなど身近なところでテクノロジーを活用しています。
    twitter @libartweb

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