はじめに
こんにちは。FIXER名古屋事業所の笹尾です。
いきなりですがアジャイル開発って知ってますか?
今回はいつものチームビルディングやAsciiDoc、GitHub Actionsから離れて、アジャイルソフトウェア開発について皆さんに僕の疑問を投げつけてみたいと思います。
アジャイルって知ってますか?
ソフトウエア開発やってってアジャイルって言葉知らない人いませんよね?
少なくとも言葉だけは聞いた事があると思います。
僕の経験ですが、あるソフトウエア開発に関する勉強会でアジャイルがテーマの日に遊びに行ったら、60人ぐらいいた参加者のほぼ全員が知っていました。
だから皆さんも知っていると思います。
では、知っている人のうちアジャイルな開発をしている人はどれぐらいいますか?
同じ勉強会で聞いてみた感じ、アジャイル開発を少なからず皆さん取り入れて開発しているようでした。
この記事を読んでくれている方も、少なくとも興味を持っている方が多いのではないでしょうか?
さて、ここで本題です。
ではアジャイル的な手法を取り入れて開発している方に質問です。
30秒以内に僕が納得できる答えを教えてください。
『アジャイル開発の何がいいの?』
30秒以内に答えられた方はいますか?
答えを教えて欲しい
先ほどの勉強会で全員に同じ質問を投げたら、ほとんどの人が無言になってしまいました。
さっきまで「アジャイル開発はいい開発方法で様々な開発に導入すべきだ」と、自慢げに自分の経験を皆さんに話していた人までも。。。
もちろん主催者の方や一部の方は答えを持っているようでしたが、その一部を除いたほとんどの方が僕に目も合わせなかった事は事実です。
もちろんその場で自分なりの答えを回答してくれた勇者もいました。
その回答の根拠を確認するために新たな質問をするとますます皆さんが黙る。
おしゃれな空間にお酒を飲みながら対談や談笑をしている空間に突然沈黙が流れる。とても印象的な体験でした。
何のために
この経験は約10年にわたりアジャイルソフトウェア開発を推進してきた僕には信じられないぐらい衝撃的でした。
ウォーターフォール開発を含む他の開発手法の何がダメなんですか?
ウォーターフォールですら上手くマネジメント出来なかった開発がアジャイルなら上手くいくと思っているのですか?
僕に教えてください。
『皆さん何のためにアジャイル開発を取り入れたんですか?』
この次の話をしよう
勉強会ならその後の雑談で、こんな前振りに興味がある人が寄ってきてくれて楽しい二次会が始まると思いますが、ここはブログなのでここまで読んでくれた人のために、ここから少し前向きに思えることを書こうと思います。
そもそもアジャイルソフトウェア開発って何?
これは僕が説明するより理解が進む誰からみても一番の方法があります。
素直に『アジャイルソフトウェア開発宣言』を読んでください。
ではアジャイルソフトウェア開発って何のためにするの?
あくまで僕の場合ですが「チームの価値を高めるため」にアジャイル開発の手法を取り入れています。
この価値についてチームビルディングにおけるチームの価値と同じです。
価値となる対象も目安となる指標もありません。
価値が見えにくいからこそ、アジャイル開発はそれぞれが関わる人がまず理想をもって取り組む必要があります。
アジャイル開発を取り入れるなら
僕が何回か聞かれた質問があります。
『アジャイルソフトウェア開発を導入する際に大切な事って何ですか?』
『アジャイルソフトウェア開発宣言』を受け入れる
ほとんどの人にとって『アジャイルソフトウェア開発宣言』を読むことすらせず、アジャイル開発を行う事は無謀な挑戦です。
そして、宣言を読んで理解できたと感じるだけでは不十分です。
『アジャイル宣言の背後にある原則』までしっかりと読んで理解してください。
『アジャイルソフトウェア開発宣言』を受け入れればアジャイル開発に数ある開発手法について面倒な議論をしなくても、より良い開発に向かって常に進み続けることができると思いませんか?
みんなでそれぞれの答え(価値)を出そう
アジャイルな開発を続けて自分たちの手で価値を作り出せるとソフトウエア開発がどんどん楽しくなると思いませんか?
その楽しさに人がどんどん集まってこれば、もっともっと価値が生まれまると思いませんか?
僕は思います。
もしこの記事を読んで反論がある人がいたら、どんどん意見をくれたら嬉しいです。もちろん楽しくものづくりしたいので、一緒に楽しい開発を考えたい人もどんどん連絡くれたら嬉しいです。
これからも楽しい開発を目指して突き進んでいきますので、よろしくお願いします。