思考を整理するのに使えるオンラインホワイトボードMiroの個人的な使い方あれこれ
2021-01-15
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この記事はなむゆの個人ブログにマルチポストしています。

昨今リモートワークが推奨されていますが、そんな時節のせいなのか過去に自分が書いたブログ記事の中ではオンラインホワイトボードMiroの記事はやけに読まれています。
前回Miroについて書いてから時間が空き、一般的な部分の説明はほぼほぼやりつくしてしまった感じもするのですが、今回は自分が普段どのようにMiroを使っているかを示しながら思考の整理について語ってみようと思います。

Miroとは

MiroはMiro社が開発しているWebアプリケーションで、Miro社曰くはonline collaborative whiteboard platformと呼んでいます。日本だとよく「オンラインホワイトボード」と呼ばれています。
元々はRealtime boardという名前のアプリで会社名もRealtimeboard.incだったのですが、2019年にアプリの名前が変わり、その時に社名も変更したようです。
主な機能は、ホワイトボードを使うような直感的な図の作成機能と、それをリアルタイムでほかのユーザーと共有する機能です。
例えば、左のメニューから付箋のアイコンを選んで好きな色を選んだら・・・

適当な場所をクリックするだけでそこに付箋を張り付けることができます。

関係性を示したいときは付箋をクリックしたときに出てくる青丸をほかの物体にドラッグしてやれば簡単に矢印を引くこともできます。

矢印を引くときはさりげなく他の物体に吸い付いてくれたりしてくれるのでさりげなく使い勝手がいいです。

こんな基本機能のMiroですが、普段自分がどのようにMiroを使っているかご紹介したいと思います。

いろんな使い方

例えば、自分の場合すごくシンプルなTodoリストのボードを作っています。
タスク管理ツール自体はMiro以外にもあり、より高機能なものも色々あります。
なのでMiroをタスク管理ツールとしてチームで使うことはあまりありませんし自分もいつも使っているわけではないのですが、やることが増えてきて混乱しそうになった時に頭の中のダンプ先として個人的なTodoリストとしてMiroを使っています。仕事以外のタスクも一緒に突っ込めるのも利点かもです。
直感的に素早くタスクを付箋にして張り出せるのと、タスク間の依存関係を矢印で示したりして何が「待ち」の状態になっているか分かりやすく示せます。

また、読んだ本の内容をまとめて勉強会の資料にしたりしています。
色分けができるので、赤い付箋はこの章の問い、そこに向かって引いている矢印はその問いに対する答えを示すなど、役割を持たせられます。

勉強会や話を聞くときのメモとして利用したこともあります。これはいつぞやGlobal AI Nightに参加したときのメモですね。講義を受けながら、後ろではこんなメモをとってました。
ぜひ記事と見比べてみてください。

他に、何かの処理のロジックを整理するためにフローチャートのようなものを書いたこともあります。Miroの基本的な機能で図形を描くこともできるので、このような使い方もできます。他にもお見せできる内容ではないのですがシーケンス図なんかも書いています。

他にも、ここで示すことはできないのですが仕事の中で考えていることがややこしくなってきたときにMiroはよく使います。
書いたことをほかの人に見せることはほとんどないのですが、「何かに悩んだらそれを書き出してみる」というのは問題解決のいい方法だと言われているのを個人的には信じているので、そのためのツールとして使っています。
普段このように思考を整理するのにMiroを使うことが多いのですが、指向を整理するのに何やるかといったら頭の中で考えているとりとめのないことを列挙してそこから関連するものをまとめて整理したり一つ一つの問題に対する回答を結び付け足りしていると思います。
Miroでは一番基本的な機能として付箋を貼ってそれらを矢印で結びつけることができるのですが、それがこういった思考の整理に役立っている気がします。
自分が書いたMiroの最初の記事が思考のロギングの話だったのもそこから来ています。

おわりに

今回は普段よく使っているMiroについて個人的によくやる使い方の例からMiroについて語ってみました。
私はMiroは自分の考えをまとめるために一人で使いがちですが、リモートワーク環境下で意思疎通のために複数人で使うこともできます。ぜひ一度使ってみてください。