クラウドと言えばPaaSを使いたいですが、どうしてもIaaS(VM)を使わないといけない機会があったりします。
最近個人的にVMを立てて遊んでいるので、改めてVMのディスクについて押さえておきたいポイントを整理します。
ディスクの種類は4種類
下記に説明があります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-types
Ultra ディスク、Premium SSD、Standard SSD、Standard HDDの4種類が使えます。
Ultraディスクは超大容量、超高速な要件でない限り使用しないと思うので、Premium SSD、Standard SSD、Standard HDDについて簡単に説明したいと思います。
説明資料に記載されている通りですが、それぞれ最大ディスクサイズは同じです。
読み書き性能のみが違います。
Premium SSDが一番速く、次いでStandard SSD、Standard HDDと続きます。感覚的には分かりますよね。
料金も同じくPremiumSSDが一番高くつきます。
運用環境ではできるだけPremium SSDを採用したいところですが、Webサーバー用途ならStandardのディスクでも良いかもしれません。
ただWebサーバーを立てるなら、基本的にはWebApps等のPaaSを使いましょう。
PremiumSSDが使用できるVMは限られている
Premium SSDを使用する場合、対応可能なVMが限られているので注意です。
Premium SSD は、Premium Storage に互換性のある VM シリーズでのみ使用できます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-types#pre…
具体的にどれ?については、ドキュメント上は深く掘り下げないと見つかりません。
例えば下記の場合、Premium Storage: サポートされていません と書かれていますね。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/dav4-dasv4-series
VMをポータルから作成する場合は、VMサイズの選択時に「Premiumディスク」のサポート有無が確認できます。

ディスクのサイズは拡張できるけど縮小はできない
VM構築時にディスク容量は余裕をもって・・・と思ってしまいますが、一度大きなディスクを作ると、あとからサイズを縮小することはできません。
ディスクの容量によって課金額が変わるので要注意です。
OSのアップデート等に備えてある程度空き容量は必要だと思いますが、最初からあまり大きく確保しないように注意したいところです。
まとめ
以上、VMのディスクにフォーカスしたポイントを整理してみました。
管理が煩雑なVMはあまり使いたくないですが、ディスクの選定を間違えなければVMサイズの調整は柔軟にできるので課金を抑えられます。
コスパ良くクラウドを活用していきましょう。







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