1.はじめに
明日誕生日の三木拓海です。(じゃあなんで明日投稿しないのかと)
無駄なアピールはさておき、早いものでもう2年目になってから3カ月が経とうとしております。
任される仕事も多くなり、忙しいやら期待してもらってるのかと思うやら、最近はハイテンションと疲労の往復ですね。
とはいえ、やはりフレッシュな新人が近くにいることもあり、疲れてられないぞと奮起する気持ちもあります。形から入るため、今週の始めにはAZ303を受験、合格してきました!(そちらの合格体験記もぜひ後日ブログにしたいと考えています)
さて、今回は、PowerPlatformリレーの一環として、身の回りでも意外と知らない人が多かったPowerAppsポータルのアドオンについてお話したいと思います。
2.PowerAppsポータルとは
ローコードプログラミングを提供するPowerAppsで作成可能な、レスポンシブなWebポータルサイトです。
PowerApps上から簡単に作成可能で、Dataverseは当然、複数のコネクタと繋ぎ合わせる事で、様々な機能を持ったWebサイトをローコードで簡単に構築する事が可能です。
神戸市が特定定額給付金の申請状況を確認するサイトを、PowerAppsポータルで作成したことは記憶に新しいですね。
FIXERでも荒井さんが実際に同様の機能をもったサイトの構築をPowerAppsで実践しています。
Power Apps を使って、Webサービスをノーコーディングで作ってみた。
神戸市の定額給付金アプリを参考にPower Appsでウェブサービスを作る(上記記事ASCII転載版)
3.意外な落とし穴
上記、せっかくだから自分も作ってみようと思い、PowerAppsを購入するため公式ページに飛ぶと、こんなアドオンが…?
外部ユーザーのカスタムポータルへのアクセスを許可します?
そう、実は、組織外のユーザーがPowerAppsポータルにアクセスするには、別途アドオンを購入しないといけません。
4.キャパシティアドオンとは
ポータルへの外部ユーザーアクセスを許可するアドオンが、キャパシティアドオンになります。
キャパシティアドオンには以下の二種類があり、用途によってどちらかのアドオンを設定する必要があります。
- ログインキャパシティアドオン
- ログインによって認証された外部ユーザーのアクセスを1月につき100ログインまで許可します。
- ページビューキャパシティアドオン
- ログインを行わない外部ユーザーのアクセスを1月につき10万ページビューまで許可します。
以下で、設定方法についても簡単に説明させていただきます。
5.設定方法
Power Platform 管理センター にアクセスしサインインしましょう。
お手持ちのPowerApps環境にログインできるアカウントであれば管理センターにも入れるはずです。
アクセスできたら、リソース→キャパシティ→アドオンの順番でタブを開いていくと、環境一覧が出ます。
+環境に割り当て のところからアドオンを割り当て可能です。
現在見ている管理センターに環境がないので、公式ドキュメントの画像を使いますが、割り当てる環境を選ぶと以下のような画面が開くはずです。
英語ですが、『ポータルページビュー』、『ポータルログイン』の文言が確認できますね。
割り当てたい容量分の数字を入力し、セーブすればOKです。
6.おわりに
ざっくり調べた限りなので、間違っているかもしれませんが、元々Powerappsポータル(Dynamicsポータル)そのものが購入しないと運用できないはずが、Powerappsライセンスだけでもで組織内ユーザーには無制限で使えるようになったことによりこの落とし穴が発生してしまっているみたいですね
神戸市の給付金サイトの例もあり、外部ユーザー公開前提でPowerAppsを購入される方も増えると思いますので、上記にはぜひお気を付けくださればと思います。
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