【 はじめに 】
こんにちは! フレッシュな新卒社員 伊藤です。
今回、学生時代に学んでいた
アンケート調査 についてお話したいと思います。
日常生活でアンケートに回答する機会って定期的にありますよね!
そんなとき、「めんどくさいなあ」「適当でいいか、どうせ何も変わらないし」という考えから、
適当に選択肢を回答したり、質問をほとんど読まずに答えてはいませんか。
真剣に回答しているひとも、そうでないひとも、
是非この記事を通して、アンケート調査 について少し詳しく知っていただきたいです^^
【 社会調査士 】
私が大学生活、力を入れて取り組んだことは、”社会調査士資格” の取得です。
あまり聞き慣れない珍しい資格かなと思います。
社会調査士が扱う主要な調査手法のひとつに、アンケート調査が挙げられます。
資格について具体的には、主催団体のHPにて以下のような説明がありました。
Q1 社会調査士ってなに?
インタビュー調査やアンケート調査の方法を学び、統計や世論調査の結果を批判的に検討するなど、社会調査の現場で必要な能力をもった「社会調査の専門家」のことです。
(中略)
社会調査のエキスパートとして、社会や市場から必要な情報を集める「情報収集力」、情報を正しく読み解く「分析力」、社会人として行政や企業で積極的に社会貢献する「行動力」を身につけましょう。
引用:一般社団法人 社会調査協会学生サイト
https://jasr.or.jp/students/qa.html
ざっくりまとめると、社会や市場の潜在的な情報を収集し、分析するスキルです。
取得を志した経緯は、「〇〇士」って響きがカッコいいなあ。なんか面白そう♪ という大変安易な動機でした笑
ですが、取得を目指していくなかで、得られた成果や今後活かせる学びが大きかったので
チャレンジして本当に良かったなと強く感じています。
【 調査例と調査の複雑さ 】
大学では、社会調査士取得カリキュラムの一部として、実際に20代から50代の 男女472人 を対象としたインターネット調査を実施しました。
調査内容は、「新型コロナウイルスによる SNS 利用頻度への影響についての報告書」です。
コロナ渦における、LINE・Twitter・Instagram・TikTok をしたSNSの使用状況変化を、5段階のリッツカート尺度(「減った」「やや減った」「変化なし」「やや増えた」「増えた」)を用いて調査を行っています。
その後 SPSS という統計ソフトを使用し、回帰分析・分散分析・因子分析を計量モデルとするデータ解析を実施しました。
メッセージ性の高いSNSと、エンタメ性の高いSNSで数値に差がみられたり、年齢・性別等の属性によってどのような傾向がみられるのか分析し結果を導きました。
この調査を行った際、印象的だったことはひとつです。
「え!アンケートってこんなに手間がかかるの!」
なぜなら、、、
調査の企画,仮説構成,調査項目の選定,質問文・調査票の作成,対象者・地域の選定,サンプリング,調査の実施(調査票の配布・回収、面接等データ収集),インタビューなど必要に応じたフィールドワーク,結果から情報を数値化し集計,統計ソフトを用いた量的データおよび質的データの分析,仮説検証,報告書の作成,
正確・厳密な社会調査を行う場合、10以上の細かな手順を踏む必要があります。
これを知ってしまったら、アンケートに答える際手を抜いて全部同じ番号を選ぶなんてできませんよね!!
正確な調査になるかどうかは、回答者の答案にかかっています。ひとりひとりの責任は、決して小さくありません。
【 どのように活かしていきたいか 】
私は社会調査士の取得を目指したことで、情報収集力、分析力、また情報をわかりやすく伝える力の重要性を感じました。
情報社会の進展に伴い、IT分野のみならずそれ以外の以外の職業でも、データの分析に加えて情報の妥当性を判断する能力が必要になりつつあるからです。
また報告書の作成を通して、莫大なデータや数値を図や表として第三者が見た時に
一目でわかるよう可視化することもスキルとして大切だと身に染みたので、高めていきたいです。
【 さいごに 】
この資格は、社会調査協会の審査に加え大学で認定に必要な科目の単位を取得することが条件となっています。
そのため、現在取得見込みという段階にあり、大学を通して申請済みの状態となっています。
審査が何事もなく通れば、6月頃に晴れて発行予定とのことです。(申請無事通りますように!!!!!)
現在取得した訳ではなく、取得見込みというオチでしたっ