こんにちは。二宮です。
今回はMicrosoftBuildで学んだAzure Spaceの紹介です。
Azure Space
Azure Spaceは、宇宙ビジネス及びコミュニティの事業需要にこたえることのできるプラットフォームおよびパートナーエコシステムを提供するサービスです。
Azure Spaceの4つのコア
Azure Spaceは4つのコア領域があります。
1.グローバル接続
1つ目のコアはグローバル接続です。Azure Spaceは従来の地上のネットワークに加え、衛星ネットワークを活用することで、電波の届きにくかった山間部などでも通信をすることができます。 これにより、災害などでネットワークが利用できないときも衛星を代替ネットワークとして活用することができます。
2.地理空間分析
2つ目のコアは地理空間分析です。衛星から得られたデータに対して、Azureの提供する機械学習やコンピューティングストレージなどの処理をすることができます。 これにより、自動的に土地 建物 物体を分類したり、地表面の分類を行うことができます。
3.デジタルエンジニアリング
3つ目のコアはデジタルエンジニアリングです。エミュレータを利用することで、携帯電話における電波塔の電波受信について仮想空間でシミュレーションを行うことができます。これは、独自衛星の5Gやレーダーの検証に使うことができます。
4.宇宙空間でのAzure
4つ目のコアは宇宙空間でのAzureです。Microsoftでは、Azure Stackのハードウェアを国際宇宙ステーションに送り、稼働させ、検証しています。
すでに、国際宇宙ステーションで宇宙飛行士の装備の損傷を検出できるAIのテストをしています。
また、国際宇宙ステーションをオンボードするデモンストレーションと検証も行っています。強力なコンピュータ、アプリケーションフレームワーク、地球観測センサーをデプロイし、新しい気候データアプリケーションを展開しています。
今後は、リモートセンシング コンピュータビジョン 気候科学の研究チームと連携し、地球観測のための次世代軌道上コンピューティングの可能性を実証していく予定です。
まとめ
Azureを使った宇宙開発はどんどん進んでいます。
これからは電波が届かない場所は地球上からはなくなるかもしれませんね。