こんにちは、Power Platform App Makerのさとはるです。
Microsoft Build 2022 にて公開された Power Pages はみなさんご存じでしょうか?
簡単に説明すると「非エンジニアでも簡単に外部ユーザーがアクセスしてくるWebサイトを開発できるサービス」です。
実はPower Platformには元々Power Apps Portal というローコードWebサイト作成サービスがありました。
Power Pages と Power Apps Portal の関係性は?
Power Pages は Power Apps Portal の進化先であるということが明言されております。
現在は Pages がプレビューなこともあり、Portal の方も残っていますがそのうち Pages のみになると思われます。
また、Power Pages は Power Apps Portal の基盤の上に構築されていることも明言されております。既に運用実績がある基盤の上にあるというのは安心できるポイントなのではないでしょうか。
基盤が共通ということはこちらのような細かい知見の流用も効きそうですね。
What is Power Pages (preview)? | Microsoft Docs
Power Pages は Power Apps Portal からどこが進化したの?
編集サイトの進化
Power Apps Portalでは編集用サイトとPortal編集用のモデル駆動型アプリを行き来してWebページを作成していました。
どこに何があるかを把握するのが非常に難しく、苦労したことを覚えています。
Pages では編集サイトのUIを一新し、「Pages」「Style」「Data」「Setup」の4つのワークスペースにわけることでわかりやすく整理しています。
これが実際使いやすいかは使ってみないとわかりませんが、だいぶ期待できそうに感じております。
Template Hubの追加
Power Apps Portal でもいくつかのテンプレートを使用してWebサイトを作成することができましたが、その機能が強化されているようです。
シナリオに合わせたテンプレートを選択できるようになっていますね。
Power Pages Templates | Microsoft Docs
コード開発の強化
ローコードが売りなPower Platform ですが、そうは言ってもWebサイトを作る時にはコードを書きたいときがあるものです。
Power Apps Portal でも一部でJavaScriptやLiquid(C#)などを使ってコーディングすることが可能でしたが、情報も整理されておらずお世辞にも使いやすいとは言えませんでした。
それらの点についても「新機能を追加する」とのことなので、期待できますね。
Announcing the preview of Microsoft Power Pages | Microsoft Power Apps
まとめ
Power Pages は 「Power Apps Portal の使いにくかったところを修正して便利にしたもの」と思っておけば良さそうです。
まだプレビュー中で、これから新機能も増えていくと思うので期待しつつ待っていようと思います!!