テックブログ執筆をはじめてたった8ヶ月で書籍出版のオファーがきました。
2022-09-12
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こんにちは、あおいです。

突然ですが、テックブログ執筆をはじめてたった8ヶ月で書籍出版のオファーがきました。

今回は、その書籍出版オファーから書籍発売までの軌跡を書き記します。

一通の朗報

さて、2021年11月16日、弊社宛に一通のメールが送られてきました。


最初このお知らせが来たときは正直ビビりましたね。

しかもバイネームでの書籍出版オファー、、嬉しすぎて泣いちゃった、、、


継続は力なり

私はFIXERに2021年4月新卒入社後、学んだことをアウトプットする目的として、定期的にブログ執筆を続けていました。文系出身の私にとって、それが最も最適な手段でした。

また、ただアウトプットするのではなく、「初心者の方にも分かりやすく」をモットーに。
実際に、読み手のことを意識して執筆することで、学習の理解も深まりながら知見を発信できます。

そして、愚直にブログを書き続けたことが功を奏して、私の記事が編集者の目に留まったようです。

ブログを書き始めてから8ヶ月目の出来事。普通に考えれば、これは凄いことなのかもしれない。


FIXERに出版オファーの理由

そもそも、なぜFIXERに出版オファーをしてくださったのか?

シンプルに気になったので、単刀直入に編集者の方に質問した結果、以下が回答でした。

Power PlatformやPower Appsに取り組む企業がたくさんある中で、御社にお声がけさせていただいたのは、「編集者の勘」なのかもしれません。「一緒に本を作っていただけそう。」「読者によってより良い記事になりそう」だからです。


嬉しすぎて泣いちゃった、、、(2回目)


はじめての挑戦スタート

社内検討した結果、「書きたい!!!」で満場一致になり書籍企画が指導しました。

とは言え、本を書いたことは人生で一度もないので不安な気持ちはありましたが、
何でもやってみることが大事なので、はじめての書籍執筆に挑戦することにしました。

正直、この時点では「Tech Blogで書いた内容をそのままコピれば問題ないっしょ!笑」という甘い考えが若干ありました。

当然、全然そんなことないです。まっっっっっじで大変でした!!!(当たり前だろ、書籍執筆を舐めるな)


実際に、執筆をしてみて

はじめての書籍執筆ながらも、TechBlogで培ってきたライティングスキルを駆使して執筆に臨みました。

とはいえ、書籍執筆のイロハが全然分からない故、編集者の方に色々とアドバイスを頂きながら筆を進めていきました。書籍の監修としてMicrosoftのエンジニアの方には、書籍に掲載するレシピアプリの技術レビューをしていただきました。

ちなみに、私の執筆担当は、Chapter13「書類の自動作成アプリ」とColumn「繰り返し処理の速度を向上する方法」です。別紙サポートページにはColumn「JSONと仲良くなろう!」も掲載されており、こちらも執筆担当しています。

余談ですが、Column「JSONと仲良くなろう!」は、過去に私が執筆したブログをもとにしています(笑)
私がこれまで執筆したブログ45本の記事で、こちらの記事はNo.1のPV数を誇り、多くのPower Platformユーザーに愛読されています。是非こちらの記事もご覧ください!
Power Automate「JSONの解析」アクションでJSONと仲良くなろう! | cloud.config Tech Blog

また、今回は執筆だけでなく、書籍の構成検討・手順検証、校閲、マネジメントなど書籍企画の業務全体にも携わりました。もちろん、自ら積極的に推進をしました!断固、嫌々ではないので!


特に、苦労したこと

苦労した点はたくさんありすぎて語りつくせませんが、敢えて挙げるなら、推敲・校正・校閲です。

「推敲」「校正」「校閲」の意味を知らない方に向けて解説すると、
推敲は、よりよい字句や表現を熟考して、何度も練り直す作業。
校正は、誤字・脱字、文章の誤りを確認して、修正をする作業。
校閲は、文章表現の誤りや事実関係・根拠の正確性を確認して、修正をする作業。

基本的に、執筆者の担当範囲は推敲のみと言われていますが、全て同時並行で進めました。

もちろん、校正作業などは編集者の方に一任するという考えもあると思います。
しかし、編集者の方の作業負担を考慮した場合、執筆者側でも出来ることは全てやるべきと考えました。読者にお金を払っていただく以上、妥協は絶対にせず完璧の品質にしたい想いが強かったからです。あと、A型だから。


そんな想いから、時間が許す限り徹底的に読み、誤字脱字チェック・事実確認から文章表現のブラッシュアップを繰り返しました。

特に、難しい専門用語はかみ砕く、横文字は可能な限り排除し日本語に言い換える、想定読者であるプログラミング初心者の方にとって分かりやすい文章を訴求しました。技術書を読むたびに、「この表現はこうした方が読みやすいのになぁ、、、」「このマイナーな横文字はググる時間が発生してしまって気持ちよくスラスラ読めないなぁ、、、」など私自身そう思うことが多々あったからです。

この作業は正直かなり大変でした。でも、意外と苦ではなかったです。むしろ、楽しい。

ちなみに、夢の中でも原稿チェックをひたすらしていました。我ながらワーカーホリックすぎる。


記念すべき2022年9月2日

そして、2022年9月2日より全国書店で販売の日を無事に迎えることができました!

ということで、私も書店に足を運び、この目で書籍を確かめに行きました!

場所は、JRゲートタワー タカシマヤ三省堂書店8Fの名古屋本店です。

東海地区最大級のスペースで話題の本から専門書まで、何でも揃っています。




場所は以下マップのコンピュータエリアです。




おお~凄い、、、(感動)




併設の[BOOKS&CAFE]では購入前の書籍が持ち込み可能で、ゆっくり落ち着いたスペースで本格サイフォンコーヒーやワッフルを楽しむこともできます。




このエモい写真↓にいいねとRTをお願いします。なお、ツイートはしていない。




最後に

今回の書籍執筆は、自分の人生で貴重な経験になりました。

今までは本を買う側でしたが、初めて世に出版される書籍の著者となったことで、
以下を意識して、書籍の執筆に尽力させていただきました。
「読者に伝わるように分かりやすい文章を追求する」
「お金を払って購入していただく以上最高の品質にする」
「そのために期日ギリギリまで絶対に推敲を怠らない」


また、技術評論社の編集者の方々には文章を書く上でのアドバイス、監修として参画したMicrosoftのエンジニアの方々には技術的な観点でのフィードバック、をそれぞれ頂くことで思考の整理がつき、困難な壁を乗り越えることができました。


この書籍執筆を通じて、私の文章力はかなり向上したと感じました。
これも書籍出版に協力してくださった皆さんのお陰です!大変感謝しております!


そして、この記事を読んでみて、私が執筆した書籍『Microsoft Power Platformローコード開発[活用]入門 - 現場で使える業務アプリのレシピ集』に興味を少しでも持っていただけたら、是非手に取ってみてください!

~あなたの考える「あったらいいな」という今まで実現に至らなかったアイデアを形にし、可能性を広げる~

この書籍にはそんな想いが込められています。



『Microsoft Power Platformローコード開発[活用]入門 - 現場で使える業務アプリのレシピ集』はAmazon・技術評論社の電子書籍サイトでも販売されております。

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株式会社FIXER『Microsoft Power Platformローコード開発[活用]入門 - 現場で使える業務アプリのレシピ集』, 技術評論社 , 2022年9月