Power Queryの「列の分割」でExcelのセル内改行データを行で分割する
2023-02-14
azblob://2023/02/11/eyecatch/2023-02-14-power-query-clean-up-excel-000.jpg

こんにちは、あおいです。  
バックオフィス業務をされている方向けに、Power Queryの記事を中心に執筆していこうかな~と思ったり。  
 

さて、Power BIでExcelのデータを可視化したいけど、1つのセルに改行で連続したデータが入力されていて扱いづらい…なんて経験ありませんか?




このままでは非常に使いづらいので、以下のように行を分割する必要があります。




ただ、手作業でやろうとしたら面倒ですよね……  


ご安心ください。Power Queryの「列の分割」を使えば、わずか数クリックのマウス操作で、セル内改行データを行に分割することができます。  



そこで、今回はPower Queryの「列の分割」でExcelのセル内改行データを行で分割する方法を紹介したいと思います。


[データを取得]から対象のExcelを選択して、[データの変換]をクリックします。




しばらくすると、Power Queryが起動します。

画面右側に適用したステップに「変更された型」が表示されていますが、この時点で型変換を適用する意味はないので削除します。




[1行目をヘッダーとして使用]を選択して、テーブルの1行目をヘッダーに変換します。 
また、「変更された型」が自動で適用されていますが、この時点で型変換を適用する意味はないので削除します。




分割したい列を選択した状態で、[列の分割]⇒[区切り記号による分割]をクリックします。




区切り記号の選択項目に「#(lf)」がセットされていますが、これは改行コードを指しています。 
今回は改行データを分割したいので、このままで問題ないです。ただし、詳細設定オプションの列の分割方向は[行]を選択してください。




綺麗に行で分割されていますね。




今回はPower Queryの「列の分割」でExcelのセル内改行データを行で分割する方法を紹介させていただきました。本記事が少しでも読者の皆様のお役に立てれば幸いです。


こちらの記事で応用編も紹介していますので、是非ご覧ください。
Power Queryでセル内改行のデータを縦に分割する方法 | cloud.config Tech Blog