モデル駆動型アプリの 新規作成されたレコードへのリンクを Power Automateで自動作成する
2023-03-13
azblob://2023/03/13/eyecatch/2023-03-13-powerapps-by-created-row-to-link-generation-000_0.jpg

こんにちは、ポメラニアンにハマっているソネハラです。

今回はPower Appsの「モデル駆動型アプリ」の開発途中で学んだことを共有します。

▼Power Appsの「モデル駆動型アプリ」に新しいレコードが作成された際に

該当レコードへの直接リンクを Power Automate で自動作成する方法

とある学校がDataverseに登録された学生の成績を「モデル駆動型アプリ」で管理しているとします。

こんな風に…

Aさんの成績を見てみましょう。

まだ生徒は5人ですが、今後は何百人も増える予定です。

生徒の成績画面まで直接飛べるリンクが欲しかったのですが…

生徒が入学するたびに成績画面のURLをひとつずつコピペしていくのは重労働です。

そこで…

テーブルに新しいレコードが追加されると「モデル駆動型アプリ」の

該当行のフォームへのリンクを自動作成してくれるようにします。

まず、Power Automateで「自動化したクラウドフロー」を

「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーで作成します。

テーブルは「学籍簿」を指定し、リンクを格納する変数も初期化しておきましょう。

「モデル駆動型アプリ」の該当行へのリンクは

「モデル駆動型アプリごとの固定URL("id="まで)」 + 「ItemInternalId」 で出来ています。

「ItemInternalId」は「行が追加、変更、または削除された場合」トリガーが取得してくれます。

取得した「ItemInternalId」使うには triggerOutputs()?['body/ItemInternalId'] で取り出せます。

ということでリンクを格納する変数に、「concat()」関数で

「モデル駆動型アプリごとの固定URL」と取得した「ItemInternalId」を結合すればURLの完成です。

concat('https://..................id=',triggerOutputs()?['body/ItemInternalId']) みたいな感じ…

あとはURLを先生同士で共有したりすれば、管理しやすくなりますね。