こんにちは、ソネハラです。
今回は、Power PlatformのサービスであるAI Builderの使用容量についての記事です。
AI Builderとは?
Microsoft Power Platformの機能の1つであり、AIモデルを簡単に作成・利用することができます。
同じくPower PlatformサービスのPower AppsとPower Automateと連携することができます。
AI Builderは、無制限に使用できるライセンスプランは存在せず(無料試用版も含めて)
「クレジット」という単位で使用容量が決められています。
クレジットとは?
AI Builderを使って特定のアクションを行うと消費される使用容量の単位です。
所有しているクレジットを超えたアクションを行おうとした場合、ユーザーと管理者に超過通知が届きます。
毎月100万クレジットあたり¥62,500(USD 500)で購入することができます。
下記のライセンスを契約している場合、毎月一定のクレジットが付与されます。
最大で合計100 万クレジットまで受け取ることができます。
Power Apps per app | 250クレジット |
Power Apps per user | 500クレジット |
Power Automate per user plan | 5000クレジット |
参考 : 価格 - Power Apps (microsoft.com), 価格 | Microsoft Power Automate
クレジット消費量
AI Builderで特定のアクションを行うと消費されるクレジット量ですが
使用するAIモデルごとに大きく異なっており、時期によっても消費されるクレジット量が変動します。
Microsoft公式で、クレジット使用量を計算することができる「AI Builder 計算ツール」あります。
上記の計算ツールでは、1ユニット(100万クレジット)で何件処理できるかの計算結果が算出されます。
試しに名刺リーダーで計算してみます、1か月あたりの処理枚数を「12」と設定。
画面右端にある「計算ボタン」をクリックすると、計算結果が算出されました。
ユニット(100万クレジット)単位の計算のため
1件につき消費されるクレジット量は計算結果をもとに概算するしかありません。
使用例に記載されている数値から、1件につき消費されるクレジット量を概算してみます。
営業担当300人が、一人あたり月に15件の名刺を処理するのに
必要なクレジットが1ユニット(100万クレジット)なため…
1ユニット ÷ ( 300人 × 15件 ) = 1件処理するために約223クレジット必要という事になります。
あくまで概算のため、詳細なクレジット使用量についてはMicrosoftにお問い合わせをお願いします。
参考 : AI Builder の AI モデルごとのクレジット使用量目安まとめ - Qiita
ライセンスをお持ちでない方は、無料で30日間AI Builderを試用できる試用版もあります。
試用期間を終える、または一定の容量まで使用できるので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。