こんにちは、ソネハラです。
今回は、2023年5月23日から開始されたThe Microsoft Learn Cloud Skills Challengeの
「Microsoft Build: Power Platform 開発者チャレンジ」を受講を終えましたので講評していきます。
The Microsoft Learn Cloud Skills Challengeについてはこちらの記事をご覧ください。
総評
初学者はPower Platformを学び始めるきっかけとして、ある程度学んでいる方は知識の補完として
Power Platformに興味のある方は一度は目を通してみるべき内容でした。
主にPower Appsを中心とした学習内容となっており、次点でPower AutomateとDataverseの順にコンテンツが豊富でした。そのため、一部触れられていないサービス(Power Virtual Agents, Power Pages等)もあります。
実際に手を動かして学習を進めていく流れで、各モジュールの最後には小テストも出題されるため
インプットとアウトプットをバランスよく行えるよう構成されていました。
学習内容は、文章のみではなく画像や動画も豊富に取り込まれており
楽しみながら無事にチャレンジを全て終えることができました。
出典 : Microsoft Build: Power Platform 開発者チャレンジ
難易度
モジュールによって難易度が大きく異なります。
例えば「Power Apps キャンバスアプリの入門情報」や「Power Automateに関する入門情報」といった
「入門情報」モジュールではノーコード・ローコードの初学者向けの学習が展開されています。
反対に「Power Apps Component Frameworkの高度な機能の使用」モジュールでは
コーディングへの知識も求められます。
そのため、初学者がチャレンジを全て理解するのは難しく
入門モジュールのみ受講というような学習方法もありだと考えます。
各モジュールのタグに「初級」や「中級」と難易度が書かれているため参考にしてください。
出典 : Power Automate に関する入門情報 - Training | Microsoft Learn
学習時間
総学習予定時間20時間10分、モジュール数22という大ボリューム。
初めてPower Platformを学習したらこれくらいの時間はかかるなぁという印象で、
各々の学習レベルに応じて学習時間は異なると考えられます。
ちなみにPower Platform歴3か月の僕は約9時間かかりました、ご参考までに。
出典 : Microsoft Build: Power Platform 開発者チャレンジ
良かった点①…実践的な演習が豊富
総評にも述べましたが、実践的な演習が豊富でアウトプットするタイミングが多々ありました。
各モジュールの最後に「知識を確認する」という小テストのようなユニットがあり
学習後にすぐに自分がどれくらい理解できたかを試すことができます。
また一部モジュールでは「VM モード」という無料のWebベース仮想マシン環境にて
Power Platformを起動し、演習を進めることができます。
実際に手を動かしながら学習するので、知識の定着を促すことができました。
良かった点②…Microsoft認定資格の取得に繋がる
2023年6月21日のチャレンジ終了日までに全て受講し終えた暁には、
Microsoft認定資格を無料で一つ受験できるバウチャーを受け取ることができます。
また各モジュールの学習内容はどの認定資格に役立つのかを教えてくれます。
出典 : Power Automate に関する入門情報 - Training | Microsoft Learn
良かった点③…新しい機能との出会い
Power AppsやPower AutomateなどPower Platformは様々なサービスの複合体です。
その中にもキャンバスアプリやインスタントフローなど…多くの機能があります。
本チャレンジはPower Apps中心ではありますが、Power Platformを包括的に学ぶことができるので
知らなかった機能を知る良い機会になりました。
筆者は理解はしていなくとも名前も聞いたことのない機能はほとんどないと思っていましたが…
Process Advisorという業務プロセスの可視化を行える機能があることを今回初めて知ることができました。
既に、ある程度Power Platformを学んでいる方でも新たな発見があるかもしれません。