Power Automate エラー解決方法「URL was not parsed due to an ODataUnrecognizedPathException. Resource not found for the segment provided in the URL.」
2023-10-25
azblob://2023/10/25/eyecatch/2023-10-25-solved-resource-not-found-for-the-segment-in-power-automate-000.jpg

こんにちは、あおいです。



さて、Power AutomateでDataverseの検索列(参照列)に対して作成・更新処理を行う場合、以下のエラーに遭遇することがあります。




初心者の方にとっては詰まってしまうエラーなので、本記事で解決方法を紹介したいと思います。


例として、社員(Employees)テーブルと雇用形態(EmploymentTypes)テーブルを使用します。社員(Employee)テーブルのEmploymentType列を検索列として、雇用形態(EmploymentTypes)テーブルに対してリレーションシップを作成しています。




今回は社員(Employees)テーブルに対して、雇用形態:正社員のレコードを追加してみます。


まず、[Microsoft Dataverse]コネクタの[IDで行を取得する]アクションで「正社員」のレコードを取得します。




次に、[新しい行を追加する]アクションで社員(Employees)テーブルのEmploymentType列を以下のように指定します。

/Entityの複数名/GUID

あるいは

Entityの複数名(GUID)




ただし、「s」「es」「ies」などエンティティの複数名はいくつか想定されます。

この場合、[テーブルプロパティ]の[ツール]⇒[セット名をコピー]をクリックすることでエンティティの複数名を取得できます。




このような設定で「URL was not parsed due to an ODataUnrecognizedPathException. Resource not found for the segment provided in the URL.」のエラーが解消できます。本記事が少しでも読者の皆様のお役に立てれば幸いです。



参考記事
[Solved] Resource not found for the segment in Power Automate
How to Set Lookup Column Value in Microsoft Dataverse Connector in Cloud Flows