おばんです。クラウド認定資格兄さんこと、荒井です。
2月20日に東京ビックサイトでMicrosoft AI Tourが開催され、3000名を超えるAIに魅了された様々な方々が現地に集まり、ビジネス×生成AI活用事例、AIに関する最新技術情報の交換、技術者同士の素敵なネットワーキングができました!本日はそのイベントレポートを届けします。
イベント概要
「Microsoft AI Tour Tokyo」
日程:2024年2月20日(火)9:15~18:00
主催:Microsoft Corporation
会場:東京ビッグサイト 南ホール
講演内容
意思決定者向けブレイクアウトセッション(9:15-10:00)
- AI 時代の産業革命 ~事例対談:三菱重工業様における生成 AI 活用 / The AI-era of industrial transformation ~Fireside Chat featuring Mitsubishi Heavy Industries
- AIがもたらすヘルスケアの新たな未来 ~救急・災害・PHRにおける現状とAIの活用について~ / The impact and future of AI in Healthcare
- AIが放つ、小売業の未来とその可能性 / Empowering retail in the era of AI
- 加速する日本企業のサスティナビリティ:データから見える未来 / Accelerating Sustainability of Companies in Japan
- 急進する金融業界における生成AI取り組みと目指す今後の姿 / The dynamic challenges facing financial services
- 教育分野におけるAI活用の新たな可能性について / New opportunities with AI in education
- 日本政府のAI政策 / デジタル庁における法令×AI活用の取り組みについて
基調講演 (10:30-11:45)
Speakers
・Takeshi Numoto 氏 - Microsoft EVP and CMO
・Yasuo Kawai 氏 - 本田技研工業株式会社 執行職 デジタル統括部長
・Norishige Nagase 氏 - 株式会社サイバーエージェント 専務執行役員(技術担当)
・Miki Tsusaka 氏 - 日本マイクロソフト株式会社 代表取締役 社長
意思決定者向け・開発者向け ブレイクアウト セッション、Featured Partner、Workshop(12:15-18:00)
Featured Partner
・株式会社FIXER -【Azure×生成AI】GaiXer革命:次世代DXを牽引するマルチLLMプラットフォーム
・アバナード株式会社 - Beyond Technology:生成AI登場から1年。業界インパクトとビジネス活用の最前線を探る
・ソフトバンク株式会社 - DXにおける生成AI活用の課題と挑戦
・Intel Corporation - ハイブリットな世界におけるAIの加速 / Accelerate AI in your organization to unlock a hybrid world
他にも様々なセッションがありましたが、掲載しきれないため、詳細を知りたい方はこちらから。
イベントレポート
世界13か国で開催されているMicrosoft AI Tourですが、日本の開催は今回が初!とのことでした。
イベントホールのエントランスにこんなオブジェがあるのは海外イベントっぽいですね!胸が躍ります!!
日本人は少しシャイなのか写真撮影の待ち行列はほとんどなく、すぐに撮影できました!!近くにいたMicrosoftの方がとても親切にカメラ対応してくれて、感謝です!
FIXERは、Featured Partnerとして本イベントに参画していたため、ブース+オシャンラウンジをいただき、マルチLLMに対応した生成AIプラットフォーム「GaiXer」の価値を沢山の方にデモと一緒にお届けしていました。
FIXERのブレイクアウトセッションでは、Microsoft の「ChatGPT/GPT4」、AWSの「Claude2.1/Llama2」、東京工業大学情報理工学院の岡崎研究室・横田研究室、国立研究開発法人産業技術総合研究所の研究チームが開発した日本語に特化したLLM「Swallow」など、最先端のLLMが利用できる生成AIプラットフォーム「GaiXer」の価値を代表の松岡からプレゼンしました。
Microsoftイベントでも忖度せずにマルチクラウド、マルチLLMの価値訴求するところが、技術に平等で価値最大化を常に考えている実にFIXERらしいセッションでした。
【GaiXerのポイント】
・マルチクラウド・マルチLLM対応で、ユースケースごとに最適なLLMが使える
・プロンプトの自動生成支援機能を使えば、プロンプトエンジニアリングを学ばなくても専門的な知見を使いこなせる
・独自の業務データ、参考文献などを簡単に学習させる学習機能が充実
他にも沢山の技術セッションがあり、どれを見るかとても迷いましたが、自称Power Platform愛好家として、気づけばPower Platform×生成AIのセッションに思わず足を運んでいました。
まず一つ目にご紹介するのは、Udemyでも、Youtubeでも、コミュニティイベントでも、いつもPower Platformの最新技術を技術検証をもとに届けてくれるギークフジワラさんのセッションです。Power PlatformにあるAI Builderに生成AIが登場したということでOCRをテーマにセッションいただきました。
従来からOCRのAIはあったものの、様々な帳票を機械学習させることが手間だったものの、生成AIでは、初見の帳票でもメタ情報を抽出してOCRできちゃう様を、0から実演で見せてくれました。数手順、数個の関数を使うだけで超便利なOCR機能をアプリに実装できていたので、思わずフフフって笑っちゃいました。
次に紹介するのは、Microsoft Fabricです。Microsoft Fabricが包括する様々なサービスが生成AIに対応しました。これでデータへの接続、加工、可視化、分析まで一気通貫でノーコード・ローコードで行えるようになり、今まで以上に利用者の間口が広がる予感がしました。
また、Fabricの代表的な機能である異種データに接続し、利用できるOne Copyがパワーアップし、ショートカット(データへのリンクみたいなもの)だけでなく、データベースミラーリングを作って利用する新機能が紹介され、今後の対応予定のデータベースのロードマップが紹介されていました。
アクセス特性を意識して、読み書込みする業務用のデータベース、閲覧/分析用の読み取りデータベースを作る構成がよくありますが、Fabricの新機能で読み取りデータベースをカバーすることができれば、手間もコストも効率化できそうでミラーリング機能の発展に期待大です。
After Party
大変収穫が多いMicrosoft AI Tourでしたが、それで終わりじゃない!
そうです。お楽しみのAfter Partyにも参加してきました!
300名限定のAfter Partyに無事忍び込むことに成功し、社内メンバーとはイベント完遂の労いを。社外の方とは濃厚なネットワーキングができました。
有名なMicrosoftの中の人、Microsoft MVP、その界隈ではめちゃくちゃ有名な技術者の方など超人たちが普通に目の前にいて、皆様気さくにお話してくれる。
そんな奇跡の連続を楽しめる至高の時間でした。最新の技術、最高の技術者とのご縁に感謝!Microsoft AI Tour、最高!!
以上、クラウド認定資格兄さんこと、荒井のMicrosoft AI Tourイベントレポートでしたーーー!!!