ご挨拶
お久しぶりです!4月の初めに自己紹介ブログを書かせて頂いてから、ブログを何一つ書いていなかった滝野です。今回は生成AIブログ駅伝の5月29日担当として、執筆させていただきます!
今回の私のテーマは、タイトルにもある通りGaiXerに無茶振りをしてどのような回答が返ってくるのかを見ていくというものです。GaiXerは果たして耐えることができるのかを、ぜひ楽しみにご覧いただければ幸いですm(_ _"m)
GaiXerについて
初めてブログ駅伝の記事をご覧になった方はGaiXerってなにそれおいしいの?と思っているかもしれないので、GaiXerの概要を私なりの言葉で説明させていただきます。
GaiXerはいろいろな会社のLLMを使って業務を効率化できるWebアプリケーションです。LLMとはたくさん学習したデータ群みたいなもので、LLMの性能によってアウトプットの内容の質が変わってきます。OpenAI社から5月14日に発表されたLLMであるGPT-4oもGaiXerに組み込まれていて、性能の良いLLMを使用者の目的に合わせて選択することができます。また、インターネットから情報収集をする機能も備わっているので、より精度の高いアウトプットが返ってきやすいです。今回私が執筆させていただく記事のテーマはそこまでAIやGaiXerの細かな部分に踏み込んだ話ではないので、上記のような説明に留めさせていただきます。GaiXerをより知りたいという方がいらっしゃれば、他のブログ駅伝の記事やGaiXerのホームページをご覧ください。
無茶振り開始
ここからはタイトルにあるようにGaiXerに無茶振りをしていきましょう。ですが、私に無茶ぶりの経験はあまりないので無茶振りといってもどのようなものがあるのかあまりわかりません。なので、これから被害にあうGaiXerに無茶振りを選定してもらいましょう!
LLMをGPT-4oに設定して、「無茶振りとして挙げられるものをいくつか教えてください。」と図1のようにGaiXerにお願いをしてみました。すると、図2のような結果が返ってきました。
GaiXerが出した出力をまとめると以下のような感じです。
- 即興スピーチを要求する
- 即興で演技をするように要求する
- 即興で歌うことを要求する
- 非常に難解な問題を解かせる
- 変わった特技を披露するように要求する
- 急なプレゼンテーションを要求する
- 場違いな奇妙なリクエストを要求する
今回はAIに投げかけることも考慮して、以下の3つの無茶ぶりを行いたいと思います。
- GaiXer自身についてのプレゼンを要求。
- 即興で作詞を要求。
- 創作料理のレシピを要求。
なかなか良い感じの無茶振りが出来たのではないでしょうか?自分にこれを振られたら30秒はフリーズする自信があります。次のセクションからGaiXerにこれらの無茶ぶりを入力して、どのように回答していくのかを一緒に見ていきましょう。
GaiXer自身についてのプレゼンを要求
1つ目の無茶ぶりとして、GaiXer自身のプレゼンを行ってもらいましょう。LLMは無茶振り選定時と同じGPT-4oで行います。入力は図3のように行い、その結果が図4のようになりました。
出力結果を見ると、結構しっかりとしたプレゼン内容だと思います。さらに、出力が止まることはなくおよそ15秒ほどで出力が完了したので、かなり良い結果だと思います。私が私自身のプレゼンを突然行おうとしても、話す内容とその整理を行うのにかなりの時間を要すると思います。さらにGaiXerはこのプレゼンを作成し終わったときに参考元のURLを示してくれました。
これらの結果から、1つ目の無茶振りはGaiXerが正面から対応してみせたといえると思います。
即興で作詞を要求
2つ目の無茶ぶりは作詞の要求を行っていきたいと思います。1つ目の無茶ぶりはテーマを私が指定していましたが、今回はテーマの指定をせずにただ「作詞して」と要求しようと思います。図5が無茶振り2つ目の入力内容で、図6が出力内容です。
なんと、出力完了まで5秒かからないぐらい早く出力されました!正直私は作詞をしたことがないので作成された詩に対して評価をつけることはできないのですが、すごくそれっぽいものは出来上がっていると思います。私が調べた限りでは同じような詩を持つ歌は見つけられなかったので、他の詩の流用ではなくGaiXerが生成したものだと思います。
この無茶振りもGaiXerは受け流すことなく正面から対応してくれました。
創作料理のレシピを要求
最後の無茶振りは創作料理の要求です。早速GaiXerに要求してみます。入力は「創作料理を作ってください。」というシンプルなものにしました。図7がインプット画面、図8がアウトプットの画面です。かなりそれっぽいレシピが出力されました。似たようなコンセプトのレシピはインターネットに転がっているようですが、同じようなレシピはなさそうなので、誰かのレシピをパクってその場を乗り越えようとはしていない様子。良さそうなレシピは作ってくれましたが、実際に美味しいのかどうかは実際に作ってみないとわかりません。なので、実際に作ってみました。
紫キャベツをこのためだけに買うのは躊躇ってしまったのでありませんが、味付けに関しては生成されたまま作成して図9のような料理が出来上がりました。ちなみにアボカドは買いましたが、作成途中に存在をすっかり忘れてしまっていたので使っていません...
作って食べてみた結論から言うと、普通においしかったです。鶏もも肉の味付けがすごく良くて、調味料を漬けている間もかなり良い匂いがしていました。私の実力不足でかなり粗い切り方になってしまった野菜も、鶏もも肉のいい感じにパンチの効いた味のおかげでおいしく食べることができました。全体的にかなり落ち着いた味で、とても健康的な食事だったと思います。ただ、今回の料理は鶏もも肉とタコスシェルだけで600円を超えているので、お世辞にもお財布にやさしいとは言えないです...
GaiXerが無茶ぶりの答えで返してきてくれた答えは、美味しかったけどお財布には厳しいものでした。無茶ぶりを3つも対応させられたGaiXerからの反撃かもしれません(´;ω;`)
まとめ
GaiXerに3つの無茶ぶりを対応してもらいましたが、どれも話を逸らしたり出来ないと要求を否定したりせずに要求に正面から向き合って回答してくれました。
私がGaiXerの立場なら、1つ目を苦しい顔をしながら話がまとまっていないプレゼンして、2つ目や3つ目はそんな無茶なことを言うなとツッコミに回っていたことでしょう。無茶振りをGaiXerに投げて返答がしっかりと帰ってくるたびにGaiXerの対応力と生成精度を実感していました。皆さんも急に誰かに無茶ぶりをしたいと思ったときは、GaiXerに話を振ってみるのはいかがでしょうか。
以上で生成AIブログ駅伝の5月29日分を終わらせていただきます。ここまで読んでくだりありがとうございましたm(_ _"m)