Tech Summit 2018: ~Windows10への移行とこれからの更新に向けて~ 業務アプリの移行技法と変化に強いアプリにするための最新技術紹介
2018-11-16
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Windows7のサポート期限まで、あと1年と少しになりました。
一部、有償サポートが用意されてますが、それは一部の企業のことなので、ここでは無視。
(大企業向けのそこそこいい値段のようなので)
本セッションでのポイントは2つ。
 ◆「Win10への移行」と「Win10の定期更新」は分けて考える(対応方法は全く別物)
 ◆「Win10の定期更新」は、メリハリをつけて検証。(だいたい動くはずという前提)
あと、個人的に気になるのは、やっぱり”WindowsVirtualDesktop”。使ってみたい。  1.Windows10への移行~Windows7への移行と比べて~
 今回のWindows10への移行については、WindowsXP⇒7の時と比較して楽とのこと。
 実は、私、XP⇒7、7⇒10両方を経験してますが、確かにそうでした。
(1)2012~13年:Windows7への移行集中時期(20144月:WinXPの保守切れ)
 このときはWin7ではなく、XP⇒Vistaの際に「強化されたユーザー権限」のシステム影響や
 「InternetExploreのバージョンアップ」によるWEBアプリ影響が大きかったとのこと。
 、、、確かにそうでした。なにせXPが長寿だったので、久々の端末OS更改はきつかった。
 <Win7への移行時に大変だったこと>
 ・PowerUser権限から一般権限でセキュリティは強化されたけど、システム動かない。。
 ・IEバージョンアップの画面崩れ、互換モード設定の複雑さ。

  あと、地味にOfficeもつらかったなぁ。Office内のマクロのメジャーバージョンUP。
  多種多様なマクロツールの改修も大変でした。

(2)2017~19年:Windows10への移行集中時期(20201月:Win7の保守切れ)
  ・端的に言うと、画面検証が中心。
   IE11から実装されたEnterpriseモードと過去より提供されてる互換モードで
  画面崩れの影響を軽微にするのが、ポイントですね。
  Sumitでもありましたが、文字フォントが変わっているのも注意。
 ・高DPI(高解像度)対応を詳しく説明してたのが印象的でした。問い合わせが多い?
  (これ、実際やられました。面倒でした。)
    
2.Windows10の定期更新
 以下の3点が要点と理解しました。
 (1)Insiderプログラムの活用による影響確認
 (2)段階的にアップデート(リング配信)することによりリスク軽減
 (3)Microsoftの各種サポートの活用
  
(1)Insiderプログラム(Update前の検証用のプログラム)
  1,2週間毎に配信される新機能検証・バグチェック用のInsiderFirstと、
  1,2カ月毎に配信される安定版のInsiderSlowの2つの使い分けて先行確認もあり。
  ※ちなみに本番Updateも、早くUpdateしたい人(ライターとか)用と、
   暫く経ってから広く配信する2段階があり、巷で騒ぐのは早くしたい人用とのこと。
    (皆、あんまり心配しないでってことかな?)
      
(2)リング配信(段階的にアップデート)
   Step分けして、社内でも順番にアップデートしようとのこと。
  例えばStep1:システム部門、Step2:業務部門のヘビーユーザー、Step3:残りすべてとか。
  私ならStep1.5でシステム部門がサポートしやすいユーザーも入れるかな?
   
(3)Microsoftの各種活用
 ①使用しているソフトウェアがWin10のバージョンに適応してるかの確認。
  以下のWebサイトが用意され、楽に検索できます。
  https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/ready-for-windows#/  
  
 ②Desktop App Assure:新サービス(2018/10:北米でプレビュー。2019年提供予定)
  Windows10では99%のアプリについてUpdate前に互換性を確認するが、1%は残る。
  互換性問題が生じた場合にエンジニアが無償サポートしてくれるサービス。
  ただし、利用要件は、Win10_Enterprise、Win10_Education、Office365ProPlus。
  うーん、Win10_Proは対象外か。やっぱりEnterprise買ってってことですかね。
  でも、面白いサービスだと思いました。   以上となります。長くなりましたが、読んでくれた方、ありがとうございました。