Cloud Solution Engineerの木下です。
今回はMicrosoft Build 2019の初日において個人的に気になった点などをコンパクトにまとめたいと思います。
注目したポイント
今回のBuildにおいて気になった点は多々存在するのですが、その中で特に注目した点はMicrosoft Graphについてです。
下記リンクのBuildトップページにてキーノートをご覧いただけますが(Buildに登録してなくても視聴可能です。)、Graphについては2:32:20以降のMicrosoft Dynamics 365 & Power Platformパートから見ていただくと分かりやすいと思います。
https://mybuild.techcommunity.microsoft.com/home#top-anchor
Microsoft Graphについては以前から存在していたサービスなので下記を参照していただきつつ、ざっくりで話すとOffice 365やAzure Active Directory(AAD)をRESTAPI経由で操作出来るサービスで、Outlookを操作してメールの送信や予定表の確認、追加などが行えます。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/
なぜGraphに注目したのか?
先月(2019年4月)一般提供(GA)されたDynamics 365とPower Platformのアップデートを受けて、今回のBuildにおいてもDynamics 365やPower Platformは今まで以上により強く推したいという熱量を感じました。
それらと同等の扱いでキーノートでも紹介されたMicrosoft Graphが特に印象に残った形です。特にムービーの出来が非常に良く、Microsoft Graphを触ってみたいと思いましたのでぜひご覧になさってください。
キーノート以外でもGraphに関するセッションは実施され、Office 365 Platformとしての構成や航空会社を例としたGraphの活用パターンについての話を聞いて、更に興味が高まりましたね。
Office 365との連携をアプリに実現させたい場合にPower Apps等と同等の選択肢として存在し、RestAPIとしてはもちろん複数の言語でもSDKを用いた開発が可能となっています。また、単純なWeb Appsとしては勿論、Botやagentなどを利用したサービスなどにも活用出来て色々触ってみたくなりますね。
明日からGraphを触るために
キーノートかこの記事を読んで興味が沸いた方は下記のリンクから、是非触ってみて下さい。
Graph Explorer
https://developer.microsoft.com/ja-jp/graph/graph-explorer
Graph Explorerは以前少し触った時よりもUIが変わって分かりやすくなってますね。
APIリファレンス
https://docs.microsoft.com/ja-jp/graph/api/overview?view=graph-rest-1.0
クイックスタート
https://developer.microsoft.com/ja-jp/graph/quick-start
短い内容でしたがBuildを受けて、今後もDynamics 365やPower Appsと合わせてMicrosoft Graphについても注目していきたいですね。