今まで色々と書いてきたけれど、ノンテクの私にはネタにできるプロジェクトがあまりない! 落語まで飛び出したところで皆さんお察しでしょうがネタ切れが近い! もう応用数学ネタくらいしか書けることがないんだー! と主張したところ、フロントエンドの錬金術師からの驚きの一言。
「ガチガチの数学の記事期待してます」
……え、まじー?
「がちがちで固めるとあれ、数字いっぱい出てきちゃうから。数学の論文みたいになっちゃうから」
数式をどうやってWordpressに書くのかわからないし、面倒くさい予感しかなくて精一杯逃げようとする私に、フロントエンドの錬金術師がファインプレー(泣きたい)。
「LaTeXのプラグインをWPにいれなきゃ!」
アッハッハー、まぁーた訳わかんないプラグイン出てきちゃったよ、と頭を抱えながらググったところ、え? 何これ。数式が超綺麗に表示されてるんだけど。Wordで書くより綺麗かも、と私の数学心に火が付いた……!
こちとらガチガチの理数系ジャングルで青春期を過ごした野生児! そしてその後過ごしたビジネス学部はアメリカでは理数系にジャンル分けされていて応用数学というトラップがそこかしこに張り巡らされている忍者屋敷!
OK、錬金術師さん、やったろうじゃないか。
で、LaTeXって結局何?
軽く調べたところ、コンピューター科学者のDonald E. Knuthが作ったTeXという組版処理システムをもっと簡単に使えるようにと、その上にマクロパッケージを組み込んで構築したものがLaTeXのようです。
本来はこういう表記らしいのですが、Wordpress上に出せない!
そういう場合はLaTeXと書いていいようです。
ちなみにTwitter上で間違えて表記すると「いいね」で怒られます。(私はすでに怒られてひーひー笑いながらしょんぼりしました。我ながら器用!)
プラグインを探してみよう!
さぁ、それではさっそくLaTeXを使うための準備を始めようじゃないですか。
宝探しのやり方は簡単。パソコンを開いて「LaTeX プラグイン」でググる。それだけ。
あれ?
検索で引っかかったのは「Jetpack LaTeX」のワード。
え? 何? もしかしてもうあるわけ? (Jetpackはインストール済み)
「Jetpack」→「設定」→「執筆」→「作成」→「 LaTeX マークアップ言語を使って方程式や数式を入力します」を順々に選択。
あった! これをオンにするだけでLaTeXを使って数式が書ける! (ちょっと前にマークダウンでウンウン唸ったところの真下にありました!)
よーし、準備万端! 早速、使ってみましょう!
……という実践編は次回!
ちょっとその前に二度目の挫折
「ねぇ、このラテックスってやつさー……」
「ああ、これ、ラテフって読むらしいですよ」
LaTeXの報告をしようとフロントエンドの錬金術師を訪ねて行ったところ、速攻で発音を直されました。
「えっ⁈ そうなの? どう見ても最後Xじゃん。ラテックスじゃん」
「何でかは僕も知りません」
おぅ……なんてことだ……。nightのghは発音しないとか、Ichのchはヒの音だとか、世の中には理不尽な読みが多すぎる! 読んでもらえないghの気持ちを考えてあげられる人はいないのか!
しかし、LaTe「x」と「ラテックス」……。
使う前から私を惑わせてくる困ったちゃんですなぁ……。
→第2話