こんにちは!平川です。
8/30(金)に開催されたMicrosoft社主催のJapan Partner Conference(以下JPC)に参加してきました!
平野社長のキーノートから始まったこのカンファレンスでしたが、そこで何度も耳にした単語が個人的に非常に気になりました。
その単語とは「Society5.0」です。
Microsoftが何度も繰り返し使っている単語なので重要な意味があるに違いない!ので自分の知見のためにも調べてみることにしました。
Society5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)
内閣府 Society5.0 https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html
仮想空間と現実空間を高度に融合?高度ってドユコト?
イマイチこの文面だと理解しづらい部分がありますね。
内閣府のHPにはこうとも書かれていました。
新たな社会を指すもので、第5期科学技術基本計画において我が国が目指すべき未来社会の姿
つまりは日本という国が目指すべき未来の社会を「Society5.0」と定義しているのです。
じゃあ具体的にどんなことを実現するつもりなのか
今の社会は超情報社会そのものであります。最近ではIoT機器の開発もあり、あらゆる情報が共有されるようになりました。その膨大な情報(=ビッグデータ)を分析することで社会課題解決の糸口が見えたり、新たなソリューションによって経済の活性化を図ることも可能となりました。また、データの分析をAI(人工知能)に任せることで、人間の力では見いだせなかったデータの傾向や将来の予測ができるようにもなりました。
例えば旅行に行く際によくあることとして、
- 渋滞に巻き込まれる
- 旅先での行動計画がまとまらない
- 当日の天気が悪かった
- ホテルや旅館が多すぎて選べない
上記のようなことが挙げられます。これらの課題を解決する糸口として、先ほど出たIoTやAIなどの最新の技術が効いてくるのです。
渋滞に巻き込まれる問題に関しては、衛星からのリアルタイムの渋滞情報と過去の渋滞情報、周辺の道路情報を合わせて解析を行うことで、渋滞を回避するような最適なルート案内で解決できます。また、旅先での行動計画は、天気の情報、過去の本人の旅行データ、旅先を訪れた人のデータ、周辺の宿泊先の情報を解析すれば個人の好みに合わせた旅行計画をAIが作成し、提供することもできます。
この例えはあくまで理想的ではありますが、単一的に見れば実現できていると思います。
渋滞情報はカーナビで確認することができますし、スマートフォンのマップアプリなんかでも確認できます。
宿泊先の予約サイトでは過去の宿泊履歴から似たような宿泊先を案内することも可能です。
少しずつではありますが、「Society5.0」の世界は実現に向かっています。
Microsoft社の「Society5.0」へのアプローチ
Microsoft社はJPCの場で、「Society5.0」へのアプローチとして自社の技術を提供することはもちろん、その技術を使っているパートナー企業同士のつながりを支えていく、と話していました。
「Society5.0」の実現するためにも1つの大きな企業だけが動くのではなく、関連技術を持つ複数の企業の協力が不可欠であり、Microsoft社としてその架け橋を担うことで実現できるのではないかと考えているみたいですね。
個人的にこの動きは非常に良いと思います。このような動きが日本全土に広がれば実現に向けてのスピード感も増しますし、首都圏だけでなく地方の社会課題などの解決も捗りそうな気がします。
最後に
つらつらと書いてきましたが、伝えたいことは以下の2点です。
- 「Society5.0」は科学技術によって発展した未来の日本の社会のことだよ
- 技術と社会が密接にな関係になることで社会課題の解決や経済の発展を目指すよ
「Society5.0」を意識して働いてみたら、課題に対する技術的アプローチの視点や考え方も変わるかもしれないですね。