まずはじめに。DevRelとは Developer Relationsの略語で 、外部の開発者との相互コミュニケーションを通じて、自社や自社製品と開発者との継続的かつ良好な関係性を築くためのマーケティング手法です 。
今回は、そんな開発者との繋がりを探るべく、 DEVREL/JAPAN CONFERENCE 2019 に潜入してみました!
さて、 DEVREL/JAPAN CONFERENCE 2019 とはどんなイベントなのか??
DEVREL/JAPAN CONFERENCE 2019 はDevRel、DX(開発者体験)、開発者コミュニティ、APIそして開発者マーケティングに関する、普段の DevRel Meetup の枠を越えて知見を共有する 1日限りのカンファレンスです。
DEVREL/JAPAN CONFERENCE 2019 Webページより抜粋
DEVREL/JAPAN CONFERENCE 2019のWebサイトはこちら
元々日本にはDevRelCon Tokyoというカンファレンスがあるのですが、All Englishなので敷居が高い方もいるよね、ということで今回の日本語でのイベントが発足したそうです。
会場はサイボウズさんの本社。
えーーっと......、おしゃれすぎます。
なんかサイボウ樹パークというパーク内にどうぶつもたくさんいます。ここどこだっけね?
実行委員であるアクイアジャパン丸山さんからのお話でスタートです!
基調講演
マーケティングとは?というところから受託開発の限界や開発者のキャリアプランなど多岐にわたってお話してくださりました。
マーケティング=販売を不要にすること
マーケティングの定義としてこんな言葉があります。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
― P.F.ドラッカー
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
DevRelの歴史は1980年代から始まっていて、AppleさんやMicrosoftさんでテクニカルエバンジェリストという役割を持つ人が存在していました。
そしてそこから地道な活動を続け、2015年に本格的にDevRelを世に広げよう!ということで、ロンドンでDevRelCon Londonが発足したそうな。本格的に動き出したのは意外と最近なのですね。
決済サービスのStripeさんも、2014年ごろからすでに組織としてあったようです。(パネルディスカッションでのお話より。)
企業部ブランディングを上げることで、こちらからセールスしなくても商品が売れていく仕組みをつくる。弊社も今まさに取り組んでいるところです。
開発者にとってマーケティングを知る意味とは?
開発者にとってマーケティングを知ることは非常に大きな意味がある、と萩野さんは語ってくれました。
開発者が市場のニーズを的確につかむこと。
それはまさに、顧客(や開発者)の声を自社の開発メンバーにフィードバックし、自社製品やサービスの改善を図ることができる。
また、技術の力を以て、顧客(や開発者)へ訴求し、自社/自社製品・サービスのファンを増やし、自然に使ってくれる状況を作りだすことができる。
前段でお話した、この言葉。
マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
― P.F.ドラッカー
マーケティングが目指すものは、顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、おのずから売れるようにすることである。
上記を実現するにするにあたり、“技術の力を以て”という点においてはまさに開発者にしかできませんよね。とても重要な役割だと思います。
そして開発者のキャリアプランは多岐にわたります。
エンジニアからリードエンジニアへ、そしてプログラムマネージャーや技術フェローへ。またはセールスエンジニアや技術コンサルタント、そしてコンサルティングエキスパートへ。
そのステップの中でDevRelに触れていくことは、自身にとってもプラスになることですよね。
ぜひぜひいろんなイベントに参加して、DevRel活動を行っていきましょう^^
セッション詳細は別のブログにて!