みなさん、こんにちは!藤谷です。
今回は、先日(2019/9/3)に開催されたガイアックス様主催のエンジニア交流会に個人的に参加してきましたので、レポートします。
ハッシュタグを使って、参加者がリアルタイムでアウトプットしながら参加する交流会です。活発に参加者の方が発信しています。
Twitterハッシュタグ:#仕事カイゼン術
詳細はこちら↓
【エンジニア交流会】コレが俺の仕事環境カイゼン術!ワークスタイル ミートアップ!
生産性を高めるために、仕事術や仕事環境の改善手法のノウハウを共有し合うエンジニア交流会
【エンジニア交流会】コレが俺の仕事環境カイゼン術!ワークスタイル ミートアップ!
エンジニアであれば、自分ないしチームの生産性を高めるために、日々改善活動に取り組んでいるのではないでしょうか? GTDなどのタスク管理手法から、モブプロ・ペアプロ、KPTなどのミーティングのフレームワーク、又は快適にコードを書くためのエディタのカスタマイズや、自作キーボードなどのガジェット、スマートスピーカーの活用など、あらゆるHackをトークと交流会で知見共有しましょう!
https://gaiax.connpass.com/event/142388/
ガイアックスさんのイベントは交流メイン
「自由すぎる企業」 として有名なガイアックスさん。そのイベントにはこれで2回目の参加。とにかく楽しい!
- 色んなジャンルのエンジニアが集結する
- LT会で他社のユニークな取り組みの情報を気軽に仕入れられる
- ビールを飲みながら参加できる
ゆるく、しっかり知見を仕入れることができる交流会です。「ガイアックス」という会社がどんな社風で、どんなユニークな活動をしているのか?は以下の記事がとてもわかり易く、参考になります。
「ガイアックスでは、社員一人一人が自立し、自分のパーパス(存在意義)に従って働くことを目指しています。そのため、ゆくゆくはガイアックスを会社でなく、コミュニティあるいは“概念”にしたいと思っています。プロジェクトごとに必要な人が集まり、そのメンバーの背景(社員、業務委託、インターン、プロボノなど)は全く関係なくチームができている状態を作りたい」
雰囲気がほかの交流会とは違うのです。活気がある、みんな楽しそう、笑顔がある!ツイッターのハッシュタグ #仕事カイゼン術 でも、活発にツイートが発信されていました!
ガイアックスさんのイベントに参加しているのはバリバリのエンジニアはもちろん事務職、会計士さんなど様々。やっぱりみんな無駄は嫌い。生産性を高めるための工夫をそれぞれがされています。
コレが俺の仕事環境カイゼン術! LT会
LT会の内容は以下の通りでした。
- 勝手にサービスをカスタマイズ、簡単な仕事効率化術 by @shoito
- ChromeExtensionsを作って業務改善 by @akms
- 自分の辿り着いた珍しいモニタ、キーボード、マウス運用 by @bringer1092
- 遠方リモートワークの仕事環境 by @xtetsuji
- ergodashでカイゼン by hirudai
- アジャイルはじめの一歩 by フクイ
- エンジニアの目標設定が辛かったので考えてみた by ベルフェイス株式会社CTO 松田優作氏
結構なボリュームです。他社の様々な取り組みを知って思考をアップデートすることはとても大切だと思いました。エンジニアの思考停止は死活問題。思考のマンネリ化って恐ろしいので。
印象に残ったLT、紹介します!
勝手にサービスをカスタマイズ、簡単な仕事効率化術 by @shoito
あの有名な、クラスメソッドの方です。スライド公開されています。
ポイントとしては
- Developers.ioブログはワードプレスを使っており、カテゴリが多いので,インクリメンタル検索機能を独自に追加した
- Slackによる勤怠、入力補助ツールを作って54秒の処理を6秒に短縮、効率化した(ChromeExtension)
- 本当に仕事を改善できないのか?技術で改善しようぜ、という内容
自分の辿り着いた珍しいモニタ、キーボード、マウス運用 by @bringer1092
マルチモニタを考えさせられる内容でした。
スライドは公開されています。
https://docs.google.com/presentation/d/1CZrtd282pNTYa_FEuUykjAJiKt5ocnXCc7mliBRKFFM/edit
ポイントとしては
- エンジニアならデュアルディスプレイのほうが確実に生産性が上がる
- しかし24インチx2 の横置きは視線移動が多く、疲労がたまりやすい
- マルチモニタにしたとしても人間は視点が1つしかないのでなんとなくしか見ることができない。そのなんとなくでいかに情報をインプットできるか?が大事
- ここで紹介する「推奨する組み合わせ」はタテヨコ両方のメリットを生かせたり視線移動が少なく済む、疲れにくい
個人的には1の、横と縦の組み合わせが良いなと思いました。
縦置きにしてディスプレイを使ったことがないのですが、例えばこういうブログを書くのでも、縦置きディスプレイだと書きやすいだろうなと、ディスプレイのあり方について考えさせられました。
縦置きディスプレイ参考
ergodashでカイゼン by hirudai
ガジェットに関する話です。マウスとかキーボードというのは人間とコンピュータのインターフェースなのでこだわると生産性向上に直結すると思っています。
個人的に、マウスとかキーボードにはこだわってきたので、興味深いお話でした。
遊舎工房さんのErgoDashという自作キーボード。レイアウトを自由に変更できるらしく。初めて見ました。普通のキーボードだと、決められたレイアウトに従わなければなりませんが、このキーボードなら、自分の好きなようにカスタマイズができるようです。
- 遊舎工房 で13,000円で購入できます。
- 作るのに半日ぐらいかかります。
- ガジェットとは心を前向きにしてくれるもの!
調べたところQiitaでもErgoDashを活用されている方がいらっしゃったので、共有しておきます。
最高に使える自作キーボード(ErgoDash)を目指してキーマップをイジってみた
オフィスでこのキーボードを使っている人がいたら目立ちそうです。笑
遠方リモートワークの仕事環境 by @xtetsuji
ガイアックスの@xtetsujiさんのお話です。実は@xtetsujiさんは北海道の音更町出身らしく。出身地が同じで驚きました。
夏の東京は人口密度が高く、ヒートアイランド現象でとにかく暑い!これでは仕事どころじゃない!ということで会社から許可をもらって、北海道でリモートワークをしてみた!というお話でした。
ロケーションにとらわれずその時の気温の状況を見て、リモートで働くのも仕事カイゼンなのですね。
上司から「夏が問題なら北海道でリモートワークすれば?」というありがたい提案を頂きます。会社から補助をもらってチームの過半数が北海道のどこかに2019年の夏は長期滞在しながらリモートワーク…という計画で、私も複数人が安価に長期滞在できる箇所を探していたのですが、2019年の春頃には会社からの補助は無い(自腹で行くならOK)ということになり、「2019年夏、北海道リモートワークプロジェクト」は私一人だけのプロジェクトとなりました。
私一人であれば、実家がある音更町でいいかということになり、現在に至ります。
でも、北海道に行ったらちょうど日本一暑い日で、駅の温度計が振り切れてた!東京より暑かった!というオチで笑いました。
ちなみに、暑がりという @xtetsujiさんの持っていた、モバイルバッテリー駆動のスマートウェアラブルエアコンがとても冷たくて、気持ちよかったです。5000mAhのモバイルバッテリーで4時間ぐらい稼働するのだとか。これも仕事カイゼン術ですね。
アジャイルはじめの一歩 by フクイ
- アジャイルはテクニックではなく働き方の話
- エンジニアサクセスがアジャイルの必要条件
- KPTではなくYWTのすすめ
- 会社におやつ神社を作るすすめ
- ふりかえりのポイント
エンジニアがハッピーにならないアジャイルはアジャイルじゃない!という話があったり。
ふりかえりのKPTは実は問題だらけ、そこでもっとシンプルで前向きな、YWTを使ってみよう!
YWTは「やったこと」「わかったこと」「つぎやること」の3つの質問に答えて、アクションを決めるフレームワークです。
KPTとYWTの違いは?~KPTがうまくいかない理由と、YWTの特性を考える
少ない初期投資で、効果の高い「おやつ神社」
おやつを置く休憩スペースのような場所を作って、そこを気軽に会話できる場所にすることでコミュニケーションを活発化!集中を阻害しない、話しかけづらい雰囲気解消、しかも感謝される!などの効果。
スノーピークの社内通貨を利用した「おやつBox」に通じるものがありますね。
エンジニアの目標設定が辛かったので考えてみた by ベルフェイス株式会社CTO 松田優作氏
ベルフェイスさんは、Web会議システムを提供するフルリモートの会社で、面白い取り組みをいろいろとされています。例えばこんな記事とか。
「私、今日出社しません。」新卒9人全員でワーケーションしてみた。
そんなベルフェイス社CTOの松田さんのお話。エンジニアの目標設定はとても難しく、理想と現実とのギャップに苦労しながら、工夫されているのが伝わりました。 KPI改善型, Done型, Count型などの型に当てはめてみたり、SMARTであるか?意識してみたり。
最後は交流会!
一人5分、8本のLT会の後は交流会。LTが40分に対し、交流会は1時間40分という感じです。参加者たちと自由に軽食・お酒を飲みながら交流します。
このとき、フリーランスのセキュリティエンジニアの方と仲良くなり、過去に経験したセキュリティに関するトラブルなど、ヤバイお話を聞かせてもらいました。
仲良くなって、今週、一緒に飲みに行くことになりました。本当良い刺激になりました。飲みのときにもヤバイお話をたくさん聞かせてもらおうと思います。
以上、非常に内容の濃いMeetupでした!同じエンジニアといえども会社によって取り組みは全然違っていて、それぞれが工夫を凝らしているので参考になることも多々あります。
毎月ガイアックスさんがテーマを変えてイベントを主催してくれているので知見を仕入れられる、交流の機会を増やせる良い機会です。今後も、積極的に参加したいです。