「実家がロサンゼルス」という言葉を社内でパワーワード認定されたマーケティングチームのエセ外国人、奥山です。
9月末は夏休みの大波が落ち着き、飛行機代が安くなるので実家帰省タイムなので2週間ほどバケーションを取って帰省してまいりました!
あれ? カードがない……
実家についてしばらく。ハプニング発生です。
「あれ? ATMカード、どこ行った?」
なんとATMでお金をおろすために使うカードがアメリカ用の財布に入っていなかったのです。完全なる紛失……。クレジットカードはあるけど、クレジットカードじゃATMでお金をおろせないんだ……!
ちなみにアメリカでは銀行のカードは3種類。
ATMで引き出し | カードで買い物 | 請求のタイミング | |
クレジットカード | × | 〇 | 月1 |
デビットカード | 〇 | 〇 | 即時 |
ATMカード | 〇 | × | ― |
しかし考えてみればカード大国のアメリカ。カード紛失に気づくまでの数日、支払いが必要な時はすべてクレジットカードでノープロブレムで過ごしていました(だからこそ気づくのが遅れた)。じゃあ別にキャッシュなくても大丈夫じゃない? と思い至り、安心安心(でもカードは紛失中で不安不安)。
マクドナルドのセルフレジ
だからといってクレジットカードで結局すべて買いました、という報告だけでは奥山ワールド全開フリーダムノンテクブログの中でもぶっちぎりでテックじゃない内容になってしまうので、もちろんここからはテクノロジーを使った話。
「アメリカといえばハンバーガー。ハンバーガーといえばマクドナルド」という図式が皆さんの中にはあるのでは? (ちなみに私のおすすめのバーガー屋はIslandsですがカリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ハワイにしかないらしい)
というわけでマクドナルドのセルフレジを紹介します。
世界中のマクドナルドに数年前から導入され始めたタッチパネル式のセルフレジ。アメリカではほとんどの店舗に導入されていますが、日本では数店舗にしかないそう。しかもあまり人気ではないそうな。
大きなタッチパネルが入り口付近に何台か設置されています。
ぴっぴっと食べ物と飲み物をカスタマイズして、最後にその場でカード支払いからレジで現金支払いかを選択するスタイルです。ちゃんと現金派にも生きる道を与えられているので、旅行者なんかもご安心。
これが何故日本の店舗では不人気かというと、前に記事にしたようにアメリカと日本のキャッシュレスの方式の違いに理由があるそう。
どうやら日本版ではICカードでタッチしての支払いはできるけれど、クレジットカード決済や現金支払いはできないようです。対象のICカードを持っていなければ利用できないけれど、日本はICカードが地域ごとに乱立していますから、その方式ではなかなか難しいですね。
しかし他の国ではカード社会の気が強いのか、大体カード対応されているので人気度が高いようです。
Walmartのセルフレジ
日本では西友が子会社になったことで有名なアメリカのスーパーマーケット「Walmart」ですが、こちらもセルフレジがあります。
最近では基本的にどこのスーパーでもセルフレジが導入されていて、自分たちで会計できるようになっていますが、Walmartは一風変わったシステムだったので目を引きました。
商品のバーコードを読み込み、レジ袋の枚数などを選択する部分は他のスーパーのセルフレジと同じ。しかし会計方法の選択画面になると、面白いオプションが。
「Walmartギフトカード」と「Walmart Pay」ですって?
自社のギフトカードの選択ボタンも面白いですが、QRコードは特に興味深いです。というのもQR決済は通常アメリカにはないのです! ほとんどお目にかかれないレア物!
はたしてこれが人気の支払方法なのか、アメリカ人の反応が気になりますね。
(実は2015年からあったそうなのですが、その辺りからWalmartの店舗がないサンフランシスコに住んでいたので知りませんでした……)
そういえば当社のアプリ開発部が作ったキャッシュレスアプリもQRコードがないので、グローバルでも受け入れられそうですね(LINEを使っている国向け)
P.S. セルフレジじゃないけれど……
セルフレジ以外にも面白いものを発見。
なんと、Bitcoinが買えるATMだそうです。
実は大学生時代、Bitcoinで支払いができるラーメン屋で働いていたので、Bitcoinネタは大好き。でもこんなマシンは初めて見ました。FIXERで働き始めてから着眼点が変わったのでしょうか……?
(そういえばラーメン屋ではBitcoinの支払いにQRを使っていましたね……)
そんなこんなで予想外にもキャッシュレス生活を2週間やってまいりましたが、面白いテクノロジーのお陰でノープロブレムなバケーションでした!