.NET Core 3.1 Preview 1が発表
  .NET Core 3.1 Preview 1
2019年10月15日に、.NET Core 3.1のPreview1が発表されました。
今回は主にBlazorと.NET Core 3.0で追加された大きな機能であるWindows desktopの改善を中心とした小さなアップデートのようです。
また、.NET Core 3.1のLTS版が2019年の12月に予定されています。
アップデート内容
- Razorのコンポーネントがpartial classをサポート
 Razorコンポーネントがpartial classとして生成されるようになったので、ロジックの部分をrazorファイルの中から分離できるようになりました。
- Blazor Server appsにおいて、initial render中にパラメータをトップレベルのコンポーネントに渡せるようになった
 これまではトップレベルのコンポーネントへ値を渡すことはRenderMode.Staticでしか行えませんでしたが、このリリースでRenderMode.ServerとRenderModel.ServerPrerenderedでも値を渡せるようになりました。
- HttpSysServerでShared queuesがサポートされるようになった
 HttpSysServerにこれまでの匿名のリクエストキューを作成する振舞いに加え、既に存在するHTTP.sysのリクエストキューを接続したり作成したりできるようになりました。
- SameSite cookieに重大な変更があった
 この話の詳しい内容はこちらで解説されています。
 もともとSameSiteはHttpのクッキーに新しいパラメータを加えることでCSRFを軽減する振舞いをするものでした。
 現在、GoogleはこれについてSameSite=Noneという新しい標準を作成していますが、これには後方互換性がありません。
 なので、新しい標準に合わせるために、SameSite=Noneを出力するSameSiteMode.Noneを追加しました。
- 参考元ブログポストASP.NET Core updates in .NET Core 3.1 Preview 1
おわりに
9月にGAされ、大幅なパフォーマンス改善や新機能の追加で注目を浴びている.NET Core 3.0ですが、現在も着々と次のバージョンのGAに向けてアップデートが進んでいます。
.NET Core 3.0のGAを記念したイベントが開かれるなどコミュニティ活動も活発で、界隈ではいつも何かしら新しい発見で満ちているように感じます。
私の業務でも使用することの多い.NET Coreのアップデートをこれからも追いかけていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。








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