座席が動く、車専用Wifiがある!? 未来の車の内装、東京モーターショーでのぞいてきた! 前編
2019-11-11
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はじめに

未来の車では自動運転で運転者が楽々なだけでなく、車に乗る人々全員が快適になる仕組みが考えられているそうです。
その一端を東京モーターショーで見てきたので、レポートさせていただきます。

乗員をお迎えしたりリラックスさせる椅子!

未来の車の椅子は以下のような機能が考えられています。

  • 90度回転してドアの方を向き、乗員をお迎えするシートコントロールシステム
  • 乗員の立ち上がりや忘れ物検知
  • 乗員の感情を推定し、その感情に合わせたライトの点灯や音楽の再生

移動がもっともっと楽しく便利になりそうなものばかりですね。

また、自動運転でないドライバーシートには運転者監視システムが搭載されていて、運転者の緊急時には自動で路肩に退避するシステムが考えられていました。

居眠りや体調不良時の事故が減られそうで、とてもいいですね。

オンライン車検証情報システム

こちらは車検証に付属された二次元バーコードを読み取ることで、車の情報をオンラインで見ることができるシステムです。

車のカタログはなくしがちですが、車検証ならなくせないので、車検証とスマートフォンがあれば車のことがわかるシステムはすごく便利ですね。

車用品を後付けでIoT化する車載ユニット

車用品のIoT化によって車両状態や消耗品などの遠隔監視を行う車載ユニットが展示されていました。
後付けで搭載可能&Bluetooth Low Energy(BLE)で各機器同士がつながるため、配線が常時電源のみでOKというのが推しポイントのようです。

ブースではコネクテッドスターター・コネクテッド360センサー・コネクテッドセキュリティアラートが展示されていました。
それぞれの詳細は以下のようになっています。

  • コネクテッドスターター:従来のリモコンスターターでネックだった距離や電力問題をスマートフォンアプリに移行することで解消。エンジン始動・停止からドアロック・アンロックがスマートフォンからできるようになりました。
  • コネクテッド360センサー:車の周囲360度の不審者を検知し、スマートフォンなどに通知するデバイス。
  • コネクテッドセキュリティアラート:車のドアが不正に開けられたときにクラウドを通して、スマートフォンなどに通知する機能。

実物はこちらです。

また、コネクテッドスターターの実際の画面はこちらで、通知でコネクテッドセキュリティアラートが飛んでくるデモを見せていただきました。

セキュリティが作動すると、以下のようになりました。

これなら、車上荒らしや車の盗難を防ぐことができそうですね。

顔認証やポーズで開錠!? 次世代ドアエントリー

車載カメラによって顔認証したり、骨格情報からジェスチャを読み取ったりすることで、ドアを開錠するシステムのでもが行われていました。

実際に人や人の顔を矩形で囲って認識できていることがわかります。

車のカギもオンライン!? デジタルキー配信システム

車のカギを電子化&スマートフォンで配信することによって、様々なシェアリングサービスで物理キーのやり取りなしが実現できる、デジタルキー配信システムが公開されていました。
こちらは実際にカーシェアで実証実験が行われているそうです。

利用期間内のみ使用可能なワンタイムデジタルキーをクラウド配信することによって、カーシェアの車・宅配BOX・ホテルの部屋などのカギをスマートフォンで一元管理することができます。
鍵の紛失・盗難が減りそうでとても便利ですね。
こちらがデモ機になります。
スマートフォンに表示されたボタンを押すと、車がロック・アンロックされました。

また、電子キー対応の車にはGPSやセンサーがつけられていて、遠隔からその車の状態を監視することができるそうです。

おわりに

未来の車に乗る人々全員が快適になる仕組みの一部を東京モーターショーで見てきたので、レポートさせていただきました。
まだまだ便利な仕組みがありましたので、後半でも紹介させていただきます。