ACEでPower Appsはいいぞって言った後にExcelから30分で勤怠記録アプリ作ってみた
2019-12-19
azblob://2022/11/11/eyecatch/2019-12-19-attendance-record-application-in-30-minutes-from-excel-000.png

はじめに

この記事はFIXER Advent Calendar 2019 19日目の記事です。
昨日の富本さんの記事はこちらです。
Azure Blob Storageでホスティングして、CI/CDの構築までわかりやすく説明していて、静的ページのホスティングで悩んでいた私にはクリティカルヒットでした。
今度試してみたいと思います!

さて、この記事ではPower Platformにお熱なsato^2がAzure Council Experts(ACE)の懇親会LTでPower Appsはいいぞと言った後にExcelから30分で勤怠記録アプリを作った話を今回は紹介します。
Azure Council Experts(ACE)の懇親会LTで「続きはブログで!!」と叫んだので、有言実行させていただきます。

Azure Council Experts(ACE)の懇親会で発表してきた話

マイクロソフト社のクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」を提供するリーディングカンパニーのパートナーコンソーシアムであるAzure Council Experts(ACE)に参加して、その懇親会でLTしてきました。
内容は前回紹介したPower Platform Day Winter ’19の面白かったセッションの紹介とお散歩アプリを作ってみたという話です。
以下が1時間で作れたお散歩記録アプリです。
機能は「お散歩スタート」/「お散歩おしまい!」を押すとGPSから位置情報を取得してお散歩開始ツイートのみのシンプルな機能です。

失敗したところとしては、何も考えずにイベントでやったTwitterの連携を用いて位置情報をツイートする仕様にしてしまったため、自分の詳細な位置情報が流出したことです。

最後に、「もしこのアプリを改造してリモートワーク申請・記録アプリを作るとしたら、Twitterに連携はやめます。この改造結果はブログに書きます~」と宣伝して発表を終わらせていただきました。

LT自体初めてで緊張していたのですが、ACEに参加されている方々の反応が暖かくてものすごく楽しかったです。

勤怠記録アプリを作ってみた

さて、改造して勤怠アプリということですが、前回のブログで紹介したようにまずは小さく作っていきます。
最低限の機能は

  • 日付/開始時間/終了時間/作業内容が記録・表示できる

ことだけです。
そのため、今回は上の機能を実装してみました。
準備するものは以下のような記録したい内容を「テーブルとして書式設定」で表っぽくしたExcelファイルとやる気です。

ExcelファイルをOneDriveにアップロードするだけで、Power Appsから利用することができます。
プログラムだと読み込むPATHをどこに記述すればいいんだっけと戸惑うところですが、これなら簡単ですね!

Power Apps側ではデータから開始でExcelを選択すると、先ほどのExcelファイルを利用してアプリを作ることができます。

作成すると、いきなりこんな感じでExcelの行を一覧するページと詳細ページがデフォルトで作成されます。
ページの作成やコンテンツの配置、追加・更新・削除機能の実装で悩む時間をよりクリエイティブな作業に割り当てることができます。

先に作成した実物を紹介していきます。
勤怠記録アプリ、「リモートワーク」くんαのトップ画面は以下です。

右上の+アイコンを押すと、勤怠記録を追加することができます。

入力してチェックアイコンをクリックすると、以下のように追加されます。

また、各勤怠の詳細画面は以下のようになっています。

このアプリを作成するのに弄ったプログラムっぽい式はなんと1点だけです。
まず、各勤怠の一覧表示の部分のタイトルラベル・サブタイトルラベル・ボディラベルのデータのText部分です。
ThisItemがExcelのカラムの一覧を持っているので、表示したいものを選択するだけです。

また、詳細画面や入力画面の項目の並び替えはフィールドの編集からドラッグ&ドロップするだけでした。

あとはちょいちょいっとテキストラベルを弄るだけで完成です。
ノンコーディングで、思い付きから30分でざっと簡単に作れるのはとても便利です。

おわりに

Azure Council Experts(ACE)の懇親会LTでPower Appsはいいぞと言った後にExcelから30分で勤怠記録アプリを作った話を今回は紹介しました。
今回は日付/開始時間/終了時間/作業内容が記録・表示できる機能のみ実装しましたが、徐々に以下の機能を実装していきたいと考えています。

  • ボタンワンクリックで開始/終了ができる
  • タグごとに集計してPower BIで分析/表示
  • ポモドーロタイマー機能
  • 位置情報の追加
  • Slackへの通知

明日はPower Appsに関する記事投稿が多い横田くんがPower Platformについてお送りするそうです。
お楽しみに!!


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