Azure Active Directoryに無料でMFAを設定する方法
2020-03-19
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こんにちは。cloud.config Divの神田です。今回はAzure Active Directory(AzureAD)に無料で多要素認証(MFA)を設定します。

Azure ADのMFAについて

Azure ADではセキュリティ強化のためにMFAを設定することが可能です。しかし、かつては「Azure AD Premium P1」以上のライセンスを購入し、MFAを設定したいユーザに割り当てることで設定可能となっていました。そのため、テナントの全ユーザにMFAを強制したい場合には、ユーザ数分のライセンス購入が必要となっていました。しかし、2019年11月よりAzure ADの「セキュリティ既定値」という機能により、MFAが無料で設定できるようになりました。今回は、現在無料提供されている「セキュリティ既定値」によるMFAを設定していきます。

1. Azureポータルにアクセス

Azureポータル(https://portal.azure.com)にアクセスします。

2. 「セキュリティ既定値」の有効化

[Azure Active Directory] → [プロパティ]から[セキュリティの既定値の管理]から、「セキュリティの既定値の有効化」で[はい]を選択し保存します。

[Azure Active Directory] → [プロパティ] 「セキュリティ既定値」の有効化

3. ユーザの選択

[Azure Active Directory] → [ユーザー]から任意のユーザーを選択し、[認証方法] → [アクセス パネル プロファイル]を選択します。

[Azure Active Directory] → [ユーザー] → [認証方法]

4. 「追加のセキュリティ確認」を設定

MFAで必要な追加の認証情報の設定を求められるので設定します。今回はログイン時にSMSで認証コードを送信するように設定します。

5. MFAが設定されたことを確認

再度、AzureポータルにログインするとMFAが有効になっており、SMSが送信され、認証コードの入力を求められます。

MFAが有効となっている

最後に

以上でAzure ADのMFAを無料で設定することができました。「セキュリティ既定値」を有効にした場合、テナント内の全ユーザに対してMFAが有効になってしまうので注意してください。また、ライセンスによるセキュリティ機能に比べて、小回りが利かない点にも注意してください。MFAは現在では一般的なセキュリティ機能ですので、有効にしておきましょう、